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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2019/08/20 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
チームガバナビリティ演習
科目名(英文)
/Course
Team Governability Exercise
時間割コード
/Registration Code
10000101
学部(研究科)
/Faculty
保健福祉学部
学科(専攻)
/Department
看護学科,栄養学科,保健福祉学科
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
中村 光 , 桐野 匡史 , 竹本 与志人 , 高林 範子 , 澤田 陽一 , 住吉 和子 , 平松 智子 , 入江 康至 , 久保田 恵 , 岡崎 愉加
オフィスアワー
/Office Hour
中村 光(水曜5時限)
桐野 匡史(第1クォータ~第3クォータ:月曜3限(6602教室)
第4クォータ:月曜4限(6602教室)
※授業や会議等の都合で,変更されることがあります。)
竹本 与志人(第1~2クォーター:月曜3限(6609研究室)、第3クォーター:月曜2限(6609研究室)、第4クォーター:月曜4限(6609研究室) ※授業や会議等の都合で,変更されることがあります。)
高林 範子(月曜日5限)
澤田 陽一(第1Q~4Q:5限)
住吉 和子
平松 智子(通年:金曜日4限以降に研究室にお越しください。)
入江 康至(火曜4限)
久保田 恵(火曜日 4限)
岡崎 愉加(火曜日5限)
開講年度
/Year of the Course
2017年度
開講期間
/Term
第1,第2クォーター
対象学生
/Eligible Students
3年
単位数
/Credits
1.0
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2017/03/27
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
複数教員担当
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
保健・医療・福祉分野における多専門職の連携・協働は今日ではinterprofessional working(IPW)と称され、その教育はinterprofessional education(IPE)と呼ばれる。IPEとは、「2つ以上の専門職の学生が、効果的な協働を可能にして医療効果を改善するために、ともに学び、ともに学びあいながら、お互いのことを学ぶこと」と定義される。保健福祉学部では平成18年度に、文部科学省の現代的教育ニーズ取組支援プログラムとして「実践的チームガバナビリティ育成教育」が採択されたのを契機に、IPEを実施している。本授業では、看護・栄養・保健福祉の3学科の学生と教員が一堂に会して、クライエントに最大限に貢献するための多専門職の連携について、実践的に学ぶ。
履修に必要な知識・能力・キーワード
/Prerequisites and Keywords
ほかの専門領域・専門職に対する、関心、尊重、尊敬の基本的態度をもつこと。
履修上の注意
/Notes
1.週1コマ金曜日1時限の授業に加え、7月13日(木)午後と7月29日(土)午後に授業を行う。「授業計画詳細」を参照のこと。
2.演習なので原則的に毎回の参加が望まれる。
3.学外協力者(外部講師、患者会、医療機関)とともに実施する授業なので、相応の心構えが求められる。
4.教育資源の制約のため、履修者数の上限を36名とする(基本的に各学科12名)。希望者がそれを上回った場合は抽選で決定する。
教科書
/Textbook(s)
使用しない。

参考文献等
/References
・ 鷹野和美:チーム医療論.医葉薬出版,2002
・ 細田満和子:「チーム医療」の理念と現実.日本看護協会出版会,2009
・ 田村由美:新しいチーム医療.看護の科学社,2012
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
・ 授業で扱う疾患の基本的病態や生活問題について復習しておいて下さい。
・ 医療・福祉における多専門職の役割とチームパートナーシップについて、参考書などを参照しながら考察して下さい。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
上記の通り履修者数に制限がある。
備考
/Notes
教員は、全回の授業を受け持つコアメンバーと、一部のみ受け持つサポートメンバーに分かれる。前者は、住吉、岡﨑、高林、平松、中村、竹本、澤田であり、後者は入江、久保田、桐野である。
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配布資料
/Handouts
1 [オリエンテーション(4月14日)]
・ 授業の内容と形式の概要説明
・ 多職種連携について考察する個人ワーク
・ 授業全体の概要
2 [IPW概説(4月21日)]
・ Interprofessional working(IPW)に関する講義
・ 授業レポート(ポートフォリオ)の説明
・ 授業レポート①の作成
・ 次回授業のために、学科の学修内容、専門職の業務内容について知識を整理しておく
・ 講義の資料(パワーポイント配布資料)
3 [チームビルディング演習1(4月28日)]
・ 学科横断の学生グループを編成(以降の授業はこのグループを基本として活動する)
・ 学科の学修内容、専門職の業務について相互に教えあうグループワーク
・ 患者や連携について討議するグループワーク
・ 要点の発表と全体討議
・ 次回授業のために、脳梗塞について知識を整理しておく
・ 5回目授業のために、提出する事例を準備する
4 [臨床シナリオの検討1a(5月2日)]
・ 脳梗塞患者の臨床シナリオ(paper patient)について、患者が抱える問題点を発見・把握するグループワーク
・ 第6回授業のために、脳梗塞患者が抱える問題に対する介入方法について予習しておく ・ 前回授業における学生発表資料を他グループのものも含めて返却
5 [特別講義「多専門職のための事例検討」(5月12日)]
・ 特別講師として入江秀晃先生(九州大学法学研究院准教授)を招き、多専門職連携のための事例検討会を行うグループワーク
・ 授業レポート②の作成
6 [臨床シナリオの検討1b(5月19日)]
・ 脳梗塞のケースについて介入計画を立案するグループワーク。まずは学科内グループで検討し、次に学科横断グループで検討する
・ 要点の発表と全体討議
・ 次回授業のために、糖尿病、腎臓病について知識を整理しておく
7 [臨床シナリオの検討2a(5月26日)]
・ 糖尿病性腎症患者の臨床シナリオについて、患者が抱える問題点を発見・把握するグループワーク
・ 第9回授業のために、糖尿病性腎症患者が抱える問題に対する介入方法について予習しておく ・ 前回授業における学生発表資料を他グループのものも含めて返却
8 [学外演習課題の解説と準備(6月9日)]
・ 第12回授業として行う学外演習課題の内容説明
・ 課題に関連した基礎知識(医療機能分化)の講義
・ 課題遂行準備のグループワーク
・ 第6回と同じ ・ 講義の資料(パワーポイント配布資料等)
9 [臨床シナリオの検討2b(6月16日)]
・ 糖尿病性腎症のケースについて介入計画を立案するグループワーク。まずは学科内グループで検討し、次に学科横断グループで検討する
・ 要点の発表と全体討議
・ 第12回授業のための準備
10 10 [特別講義「認知症ケアと地域支援活動における多職種連携」(仮題)(7月7日)]
・ 特別講師として宗近病院(広島)の医療チーム招いて、医療チームの病院内外での活動についての講義およびグループワーク
・ 授業レポート③の作成 ・ 前回授業における学生発表資料を他グループのものも含めて返却
・ 講義の資料(パワーポイント配布資料等)
11 11 [学外演習(7月13日(木)4時限)]
・ 指定する病院の担当部門をグループで訪問し、専門職にインタビューを行って、それぞれの部門における多職種連携とそこでの患者について情報を得る
・ 第13回授業のために、インタビュー結果をまとめ、発表資料を準備する
12 12 [チームビルディング演習2(7月14日)]
・ 医療倫理に関わるDVDを視聴し、専門職の倫理について討議するグループワーク
・ 要点の発表と全体討議
・ 第14回、15回授業のために、透析について予習する
13 13 [成果発表会(7月28日)]
・ 学外演習で学んだことについてグループごとに発表し、全体討議を通じて知識・経験を共有する
・ 授業レポート④の作成 ・ 前回授業における学生発表資料を他グループのものも含めて返却
14 14 [クライエントとの交流①(7月29日(土)3時限)]
・ 人工透析を受けている岡山県腎臓病協会の会員の方に来ていただき、相互に交流しながら、患者の体験と専門職・専門職連携に何が望まれているかについて学ぶ
・ 前回授業における学生発表資料を他グループのものも含めて返却
15 15 [クライエントとの交流②(7月29日(土)4時限)]
・ 同上
・ 授業レポート⑤の作成
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識・理解
/Knowledge & Undestanding
技能・表現
/Skills & Expressions
思考・判断
/Thoughts & Decisions
伝達・コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 自らの専門性と他専門職の専門性を理解し、他者にも伝えられる
2 チームパートナーシップに必要なことについて理解し、実行できる
3 チームマネジメントに必要なことについて理解し、実行できる
4 クライエントを全人的に理解する
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
グループワークと授業態度 発表 授業レポート
1 自らの専門性と他専門職の専門性を理解し、他者にも伝えられる
2 チームパートナーシップに必要なことについて理解し、実行できる
3 チームマネジメントに必要なことについて理解し、実行できる
4 クライエントを全人的に理解する
評価割合(%)
/Allocation of Marks
55 10 35

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