授業科目名(和文) [Course] |
スポーツ心理学 |
授業科目名(英文) [Course] |
Sports Psychology |
学部(研究科) [Faculty] |
情報工学部 |
学科(専攻) [Department] |
スポーツシステム工学科 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○迫 明仁 自室番号(2112)、電子メール(sako**ss.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
後期 2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
2年次生(平成24年度以前入学生) |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
人間の運動行動は物質・エネルギー系としての体力と情報処理系としてのスキルが関与している。本講義では,特に後者の運動スキルとその情報処理に焦点をあて R.A.Schmidt の「運動学習とパフォーマンス」を参考書としながら,国内外の最近のスポーツ心理学研究からみた運動学の研究動向を紹介する。 スポーツ場面におけるメンタルトレーニングのさまざまな技法やメンタルサポートの理論,コーチングの技法等について理解し,多種多様な心理学的知見・技法の活用可能性を探ることができるようになることを目標とする。 |
到達目標 [Learning Goal] |
1.運動パフォーマンスに関する心理学的な関与の仕組みの基礎を学ぶ。 2.運動パフォーマンスと学習過程の関連を理解する。 3.メンタルトレーニング,サポートの基礎を学ぶ。 |
履修上の注意 [Notes] |
スポ-ツ活動に直結した思考能力を身につけるよう意識しておく必要がある。日々のスポ-ツ実践があることが望ましい。 |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1. 運動パフォーマンスと心理学の関係 両者がどのように関連するのかを述べる 2. 情報処理と意思決定 認知情報処理および意思決定の仕組みに触れる 3. 熟練パフォーマンスに対する感覚情報の寄与 感覚情報処理系の熟練的特性について触れる 4. 運動産出と運動プログラム 運動産出・プログラムの理論を紹介する 5. 運動プログラムの問題 運動プログラムの限界等について述べる 6. 運動制御と運動の正確性についての原理 運動制御(正確さ,変動等)の原理を述べる 7. 運動学習:概念と計画 運動学習の基本概念と学習プログラムの理論を紹介する 8. 練習の組織化と計画 運動学習の系統化と詳細化等の問題について述べる 9. スキル学習でのフィードバック フィードバック制御と学習の関連について述べる 10. フィードバックの問題 引き続き,フィードバック制御と学習の関連について述べる 11. メンタルトレーニングの理論とアセスメント メンタルトレーニングの原理と評価方法を紹介する 12. 目標設定,コーチング コーチングの理論を紹介する 13. リラクセーションとサイキングアップ リラクセーションの意義と運動パフォーマンスの関連について触れる 14. 集中力(選択的注意,インセンティブ) 集中力の心理学的意味と効用について述べる 15. イメージトレーニング イメージトレーニングの実施方法を学ぶ |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
学習意欲30%,中間課題30%,期末課題40%で評価する。 |
教科書 [Textbook] |
教科書: 使用しない 参考書: 「教養としてのスポーツ心理学」,徳永幹雄(編),大修館書店 「スポーツメンタルトレーニング教本」,日本スポーツ心理学会,大修館書店 |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
人間は運動やスポ-ツをどのように考えて行っているのか? 運動やスポーツを通して、心理的にどうのように変化するのか? などに関心を寄せ、様々な場面を想定し日頃から人間の心理面について観察すること。 キーワード: 運動学習の仕組み,メンタルトレーニング,パフォーマンスと心理構造,コーチング理論 |
開講年度 [Year of the course] |
28 |
備考 | 集中授業で行う。日程等は別途案内する。 |