授業科目名(和文)
[Course]
人間情報工学実験Ⅱ
授業科目名(英文)
[Course]
Human Information Engineering Experiment II
学部(研究科)
[Faculty]
情報工学部
学科(専攻)
[Department]
人間情報工学科/スポーツシステム工学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○齋藤 誠二  自室番号(5216)、電子メール(s.saito**ss.oka-pu.ac.jp)
綾部 誠也  自室番号(5119)、電子メール(ayabe**ss.oka-pu.ac.jp)
島﨑 康弘  自室番号(2205)、電子メール(shimazaki**ss.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
後期 1単位
対象学生
[Eligible students]
2年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
今日の社会,または日常生活の多くの場面において,情報工学,機械工学,電気電子工学などエンジニアリングが深く関わっているが,今後超高齢社会に対しては, 人間系サイエンスとエンジニアリングの融合が必要である.本実験では,一般的な生活を模擬した環境下での人体機能や人間動作・行動の情報を実験により取得し,そのデータの解析方法について学ぶ. さらに,実験レポートを作成することによって論理的文章の作成に習熟する.
関連科目:人間情報工学実験Ⅰ,キネシオロジー,力学,人体の構造と機能Ⅰ・Ⅱ,環境生理,熱流動工学およびモデリングとシミュレーション,電気回路,電子回路,機械力学,人間工学,計測工学,センサ工学
到達目標
[Learning Goal]
1. 測定器を使いデータを取得することができる.
2. 実験した内容を分析して適切な実験レポートにまとめることができる.
3. 関節モーメントの算出方法を身に付けるとともに,下肢関節モーメントが変化する理由について深く考察できる
4. 身体作業に伴う生理学的負荷(エネルギー代謝,呼吸循環応答など)を正しく理解し,生活支援機器などの安全性と効果の評価法の基礎を理解する
5. 日常的な素材や行動を工学的にモデリングし,環境中における効果を考察できる
6. 等尺性最大収縮状況下における,内的トルクと関節角度との関係性を実験結果から導き出し,関係性を与える因子について考察できる
7. 指先の押し付け力を自作の圧力センサ回路で計測することで,触覚に関わる指腹部の物理パラメータ(剛性と粘性)や指先の動特性を理解する
8. ファンクションジェネレータとオシロスコープを使って,信号波形の発生方法,計測方法を修得する
履修上の注意
[Notes]
・必ず全ての実験項目を履修し,実験レポートを提出する.
・レポートは各担当教員が指定する期日までに提出すること.
・実験内容,レポートの書式は人間情報工学実験要項ならびに担当教員の指導に従うこと.
・実験の予習を必ず行うこと(担当教員が実験当日に予習状況を確認する).
・怪我をしないように十分気をつけること.
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. ガイダンス(資料配付,班分け,スケジュール,実験の場所等の説明,実験レポートのまとめ方)
 *実験は班単位で行う.スケジュールに十分注意すること.
2~13.以下の実験を2週実施する.
14.レポート不合格者の指導
15.レポート不合格者の指導
 実験内容
 ①椅子からの立ち上がり動作時の下肢関節モーメントに関する実験
 ②身体作業の生理的負荷
 ③環境と身体温熱調節
 ④筋長‐筋張力および内的トルク‐関節角度の関係性の検討
 ⑤触覚特性(フレキシフォースの回路設計・制作)
 ⑥オシロスコープとファンクションジェネレータの使い方
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
全実験課題に出席し,かつ全てのレポートを提出することが必須要件である.これらから成績評価を行う.
教科書
[Textbook]
教科書:実験担当教員が作成した「人間情報工学実験要項」を配布する.
参考書:実験要項に示された参考文献および関連授業で使用される教科書.
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
配布される実験要項の各実験課題内容を予習すること.
キーワード:動作分析,関節モーメント,エネルギー代謝,温熱調節,筋張力,トルク,呼吸循環応答,触覚特性,オシロスコープ,ファンクション・ジェネレータ
開講年度
[Year of the course]
28