授業科目名(和文)
[Course]
材料力学Ⅰ
授業科目名(英文)
[Course]
Strength of Materials I
学部(研究科)
[Faculty]
情報工学部
学科(専攻)
[Department]
人間情報工学科/スポーツシステム工学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○福田 忠生  自室番号(2105)、電子メール(fukuta**cse.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
前期 2単位
対象学生
[Eligible students]
2年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
部材に働く力やその変形量を知る事は,様々な工学製品を開発・設計する上で極めて重要であり,これはスポーツ機器においても同様である.本講義では,まず,物体に働く力と物体を支える反力との釣り合いについて解説を行う.次に材料力学において最も重要となる「応力」と「ひずみ」の概念と両者の関係について講義を行い,棒の伸びあるいは縮み量を計算する方法を理解する.さらに,はり(横たわった棒)に働く曲げモーメントや曲げ応力についての解説を行うともに,はりの変形量を計算する方法を理解する.また,材料の機械的特性・強度についても解説する.
到達目標
[Learning Goal]
1. 応力とひずみの概念の理解
2. 安全率の理解
3. 軸荷重を受ける棒の変形量を計算する手法の習得
4. はりに働く曲げモーメント,応力およびその変形量を計算する手法の習得
履修上の注意
[Notes]
「力学Ⅰ」を履修していること前提となる.
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. 講義概要と力学基礎
力・モーメントの釣り合いについての確認
2. 応力とひずみ(1)
  垂直応力と垂直ひずみの定義と一般化されたフックの法則について
3. 応力とひずみ(2)
  せん断応力とせん断ひずみの定義と一般化されたフックの法則について
4. 材料の機械的特性
  応力-ひずみ線図とそこから得られる静的機械特性および安全率について
5. 静定構造
  種々の形状をした部材に引張力が作用した場合の変形について
6. 不静定構造(1)
  静定構造と不静定構造の違いについて
7. 不静定構造(2)
  代表的な不静定構造問題についての解法について
8. 重ね合わせ法と熱応力
  不静定構造問題の解法としての重ね合わせ法と熱応力問題について
9. 演習問題Ⅰ
10.はりのせん断力と曲げモーメント
  はりの曲げ問題の概略とSFD・BMDについて
11.図心と断面二次モーメント
  はり理論を理解する前段階としての図心と断面二次モーメントについて
12.はりのたわみ(1)
  はり理論についての概略と代表的なはり問題(片持ちはり)の解法
13.はりのたわみ(2)
  代表的なはり問題(単純支持はり)の解法
14.演習問題Ⅱ
15.材料の強度
  材料力学から材料強度学への橋渡しを概説
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
授業での到達目標が達成されたか否かをレポート,小テスト(随時実施)および第16回目に実施する期末試験の成績によって評価する.
レポート・小テスト30%,試験60%,学習態度10%を基準として総合的に評価する.
なお,本学では,出席率が2/3以上を期末試験の受験資格と定めている.
教科書
[Textbook]
教科書:「図解はじめての材料力学」,荒井政大,講談社
参考書:必要に応じて紹介する.
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
力学の基礎を十分習熟し,教科書の演習問題をはじめ,図書館に所蔵されている材料力学関係の書物を利用し,実際に問題を解いてみること.
開講年度
[Year of the course]
28
備考 特になし
資格等に関する事項 特になし