授業科目名(和文) [Course] |
人間工学 |
授業科目名(英文) [Course] |
Human Factors Engineering |
学部(研究科) [Faculty] |
情報工学部 |
学科(専攻) [Department] |
人間情報工学科/スポーツシステム工学科 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○大田 慎一郎 自室番号(2605)、電子メール(ota**ss.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
前期 2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
3年次生 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
この講義では、人と人をとり囲むさまざまな物や環境との整合性を図る人間工学について、その基礎から応用までを学びます。とくに講義では、道具、機械、装置などの設計に関する機械設計の人間工学を主な内容とします。人間工学を活用して実際に機械を設計しようとすると人間工学データが十分ではない。そこで、講義では人間工学データを知識として学ぶことにより、人間工学の見方、考え方、方法に関する知識を学ぶことに重点をおきます。後半では、最新の応用事例について解説します。 |
到達目標 [Learning Goal] |
人間工学のねらいや考え方を理解し、人間工学の原則に基づく改善や設計を行うために必要な知識や方法論、すなわち、人間工学の考え方、人間の諸特性の基礎知識、人間特性や人間を含む系の計測評価技法、人間工学設計法および人的要因の技術応用の仕方などを習得することが目標です。 さらに、これらの専門的な知識、技術を統合して理解し、説明する能力を養う。 |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1.人間工学とは 製品(機械)と人間との関係性を解説する。 2.マン-マシンシステムと人間工学 マン-マシンシステムにおいて、人間工学的課題を概観する。 3.人間の仕組みと特性 人間の諸特性について基本的な事項を学ぶ。 4.表示器 表示器に対応する受容器の特性と主要な表示器の例を示す。 5.操作器 手や足によって操作される操作器の操作性および操作感について述べる。 6.マン-マシンインタフェースの配置 視覚表示器と手による操作器の空間的位置について述べる。 7.スピード 人間の動作や情報処理能力と機器のペースとの不整合性で生じるスピードの問題について概観する。 8.物理的環境 物理的環境がマン-マシンシステムに与える影響を述べる。 9.個人差への対応 個人差や個人内変動の問題に対する人間工学的考え方について述べる。 10.ユニバーサルデザインとUX 高齢者や障害者のバリアについて、人間工学の立場から述べる。 11.信頼性設計 機械の異常事態の対応や製造物責任等について説明する。 12.人間工学の技法(Ⅰ) 人間工学において一般的に用いられる技法について、計測方法を中心に説明する。 13.人間工学の技法(Ⅱ) 人間工学において一般的に用いられる技法について、分析方法を中心に説明する。 14.人間工学における統計的考え方 人間工学における統計的考え方について、特に計量値・計数値のデータの取り扱いの基本について述べる。 15.まとめ |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
授業での到達目標が達成され、各種運動の解析を行うための基礎能力があるかどうかを評価する。評点の配分は、試験を60%、演習・レポートを20%、出席・学習態度を20%とする。 |
教科書 [Textbook] |
日本出版サービス「エンジニアのための人間工学‐改訂第5版‐」 横溝克己,小松原明哲 著 |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
教科書を熟読・復習し,理解を深める. |
開講年度 [Year of the course] |
28 |
備考 | 特になし。 |
資格等に関する事項 | 特になし。 |