授業科目名(和文)
[Course]
キネシオロジー <基礎運動学>
授業科目名(英文)
[Course]
Kinesiology <Fundamental Kinesiology>
学部(研究科)
[Faculty]
情報工学部
学科(専攻)
[Department]
人間情報工学科/スポーツシステム工学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○齋藤 誠二  自室番号(5216)、電子メール(s.saito**ss.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
前期 2単位
対象学生
[Eligible students]
2年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
人間の基本運動の機構を科学的に分析するために必要な知識について学習する.身体運動を理解するため,現象として身体運動を力学と解剖・生理学へ還元して説明する.そして、基本動作と行為を構成的に説明する.特に関節運動などを中心とする運動器の構造と機能,基本動作の分析視点と力学的理解,運動発達に伴う運動形態の変化など身体運動の発現を構成する基本的な要因について説明する.
到達目標
[Learning Goal]
1.人間の動きについて筋・関節の働きや運動から説明できるようになる.
2.基本動作の正常動作を理解し,正確に分析する基礎知識を得る.
履修上の注意
[Notes]
人体の構造と機能で学習した内容,特に筋骨格系と関連付けて学習すること.
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1.運動学と運動力学の基本:運動と力
2.人体関節の基本的構造と機能:関節の機能と運動,複合関節運動
3.筋・骨格系の主要な安定器・運動器:骨格の構造と運動,骨格筋の収縮と他動的張力,骨格筋の収縮様式,内的トルク‐関節角度曲線,力の調節
4.体幹の機能解剖と運動(1):関節構造,脊柱,椎間板,筋骨盤との連結
5.上肢の機能解剖と運動(1):力学的関節構造(肩複合体)
6.上肢の機能解剖と運動(2):力学的関節構造(上腕,前腕,手)
7.下肢の機能解剖と運動(1):力学的関節構造(大腿)
8.下肢の機能解剖と運動(2):力学的関節構造(下腿・足部)
9.中間確認試験
10.中間確認試験解答解説
11.運動と重心:姿勢の安定性と重心,身体重心を求める,様々な姿勢の身体重心
12.全身の動き(立位・座位):良い姿勢,姿勢保持のための情報伝達系,つま先開角度と支持面積,重心動揺と足底面,座る動作,座位姿勢,力学的負荷
13.全身の動き(歩行):歩行周期の細分化,立脚期の機能的課題,歩行のパラメータ,パッセンジャー・ロコモーター,歩行の地面反力,角運動量,力学的エネルギー
14.全身の動き(持ち上げる):力学的な意味,一般原理,バイオメカニクス
15.中高齢者の動きの特徴:高齢者の体力低下立位姿勢,立ち上がり動作,歩行,障害物歩行,階段昇降動作
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
定期試験(60%),小テスト(30%),確認テスト(毎時間)(5%),授業態度(5%)の配点として総合的に評価します.
教科書
[Textbook]
教科書:
「機能解剖・バイオメカニクス」健康・スポーツ科学テキスト 
  北川 薫 編 文光堂
参考書:
 「筋骨格系のキネシオロジー」
   D. A. Neumann著、 医歯薬出版
 「エッセンシャル・キネシオロジー」 
   D. A. Neumann著 南江堂
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
教科書,配布資料および参考書を熟読・復習し理解を深める.
キーワード:運動学,運動力学,関節,重心,立位,座位,歩行,持ち上げ動作
開講年度
[Year of the course]
28