授業科目名(和文) [Course] |
電気回路Ⅰ <電気回路> |
授業科目名(英文) [Course] |
Electric Circuits I <Electric Circuits> |
学部(研究科) [Faculty] |
情報工学部 |
学科(専攻) [Department] |
人間情報工学科/スポーツシステム工学科 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○濱田 泰一 自室番号(2104)、電子メール(hamada**ss.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
後期 2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
1年次生 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
コンピュータをはじめ、私たちの身の周りにある多くの装置には電気回路が組み込まれている。電気回路は電磁気学とともに電気工学の基礎をなす学問分野である。本講義においては、電気回路の初学者を対象に電気回路を構成する基本的な素子である抵抗、コンデンサ及びコイルの電気的特性、電圧と電流の関係、直流回路における代表的な法則や原理などを紹介する。講義の後半には、交流回路における電圧や電流の三角関数や複素数による数学的表現、インピーダンスの概念、抵抗・インダクタンス・キャパシタンスで構成される交流回路の特性や回路方程式の解き方、交流の電力などを解説する。 |
到達目標 [Learning Goal] |
1.キルヒホッフの法則、重ね合わせの理、テブナンの定理を説明できるようになる。 2.基本的な直流回路の回路方程式を立て、解けるようになる。 3.交流電圧や電流を三角関数や複素数を用いて表現できるようになる。 4.交流回路におけるインピーダンスを計算できるようになる。 5.交流回路の電力を計算できるようになる。 |
履修上の注意 [Notes] |
特になし |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1.電気回路を構成する素子:素子の電圧と電流及びエネルギーについて説明する。 2.直流回路の基礎1:オームの法則と抵抗の直列・並列接続について。 3.直流回路の基礎2:電圧源と電流源、電力と電力量を説明する。 4.回路網方程式1:キルヒホッフの法則について。 5.回路網方程式2:基本的な直流回路の回路網方程式の立て方を解説する。 6.直流ブリッジ回路を紹介し、重ね合わせの理を説明する。 7.テブナンの定理を説明し、その利用方法を示す。 8.Δ-Y変換の導出を解説する。 9.正弦波交流1::交流と三角関数の関係を説明する。 10.正弦波交流2:単一素子及び複数素子で構成される回路の回路方程式とその解き方を解説する。 11.交流回路における瞬時値、平均値及び実効値について。 12.正弦波関数のフェーザ形式による表現と複素数の関係について。 13.交流回路のインピーダンスとアドミッタンスの求め方を説明する。 14. 共振回路:直列及び並列共振回路を紹介し、それらの共振周波数の導出を説明する。 15. 交流の電力:電力の計算、複素電力、最大電力問題を解説する。 |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
定期試験として実施する筆記試験で評価する。 |
教科書 [Textbook] |
教科書:伊佐弘、谷口勝則、岩井嘉男、吉村勉、見市知昭 基礎電気回路 森北出版 参考書などは授業時に紹介することがある。 |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
授業のあった日に、必ず講義ノートを読み、理解できない点を、次の授業時に質問すること。 キーワード:キルヒホッフの法則、回路網方程式、テブナンの定理、重ね合わせの理、インピーダンス、アドミッタンス、正弦波交流、フェーザ |
開講年度 [Year of the course] |
28 |
備考 | 特になし |
資格等に関する事項 | 特になし |