授業科目名(和文) [Course] |
流体工学 |
授業科目名(英文) [Course] |
Fluids Engineering |
学部(研究科) [Faculty] |
情報工学部 |
学科(専攻) [Department] |
情報システム工学科 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○尾崎 公一 自室番号(2106)、電子メール(ozaki**cse.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
前期 2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
3年次生 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
流体とは,空気のような気体,および,水や油のような液体の総称である.流体の性質や流体運動に関する知識を修得することは,工業生産活動への応用のみならず,コンピュ-タの冷却や大気循環のように流体が関与するさまざまな問題の理解と解決に役立つ.この授業では,主として粘性流体の性質とその運動に関する知識と問題解決法を修得する. |
到達目標 [Learning Goal] |
1 流体の性質を知るとともに,流体の静力学を解析する方法を修得すること 2 定常流動系の各種保存則を活用して現象を解析できること 3 粘性流体の流れの基礎式を理解し,簡単な流れを解析できること |
履修上の注意 [Notes] |
数学および力学系の科目内容をよく理解しておくこと. |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1 序論 2 流体の静力学(1) ・静止流体の圧力および静止流対中の壁面に働く力について学ぶ. 3 流体の静力学(2) ・浮力および相対的静止の状態にある液体の圧力について学ぶ. 4 流れの一次元的な取扱い ・一次元的な流れに関する連続の式および運動方程式について学ぶ. 5 流れの一次元的な取扱い ・ベルヌーイの定理および運動量保存則について学ぶ. 6 管路内の流れ ・主に円管内の流れについて学ぶ. 7 流れの相似則と次元解析 ・相似則,次元解析および無次元数について学ぶ. 8 粘性流体の基礎式 ・一般的な流れに関する連続の式および運動方程式について学ぶ. 9 粘性流体の基礎式 ・構成方程式とナビエ・ストークス方程式について学ぶ. 10 ナビエ・ストークス方程式の厳密解 ・単純な流れに対するナビエ・ストークス方程式の厳密解について学ぶ. 11 乱流 ・乱流に関する基本的事項について学ぶ. 12 境界層とその特性 ・境界層に関する基本的事項について学ぶ. 13 境界層の解析法 ・平板上の境界層の解析法について学ぶ. 14 物体まわりの流れと流体力 ・物体まわりの流れと流体力に関する基本的事項について学ぶ. 15 総括 |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
期末試験60%,演習・レポート20%,学習態度20%の配点で総合的に評価する. |
教科書 [Textbook] |
「流体の力学」須藤浩三,朝倉書店. |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
教科書等を活用し,各回の授業の前後には必ず予習・復習すること.教科書・各章末の演習問題を自ら解くこと.流体の流れは身近にみられる現象であり,その運動を解析するための保存則(質量,運動量,エネルギー)を身に付けることが重要である.さらに,力学,材料力学等との関連をよく考えて学習を行うこと. |
開講年度 [Year of the course] |
28 |