授業科目名(和文)
[Course]
ヒューマンインタフェース
授業科目名(英文)
[Course]
Human Interface
学部(研究科)
[Faculty]
情報工学部
学科(専攻)
[Department]
情報システム工学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○渡辺 富夫  自室番号(2403)、電子メール(watanabe**cse.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
後期 2単位
対象学生
[Eligible students]
3年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
情報機械を介して人間のインタラクションを円滑にし、コミュニケーションを支援するのがヒューマンインタフェースの主要な目的である。この目的を達成する過程でのインタラクションの重要性に焦点を当て、情報システムとしての人間特性からインタラクションとコミュニケーション、身体的コミュニケーション技術、インタフェースのデザイン・評価まで、ヒューマンインタフェースの基礎を学ぶ。また先進的インタフェースについて自ら調査・発表・議論することで、ヒューマンインタフェースの本質を能動的に理解する。
到達目標
[Learning Goal]
1. ヒューマンインタフェースの本質の理解
2. 身体的コミュニケーションの基礎の修得
3. 身体的コミュニケーション技術の修得
4. インタフェースのデザイン・評価の基礎の修得
5. ヒューマンインタフェースの可能性への感動
履修上の注意
[Notes]
人間の感覚・知覚のメカニズムとその生理的基礎を修得している必要があるので、「生体情報工学」を履修していること。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. ヒューマンインタフェースの概要
・ヒューマンインタフェースとは何か、ヒューマンインタフェースの歴史と共に、その重要性と可能性等、学ぶ意義・動機付けを行う。
2. 情報システムとしての人間
・情報システムとしての人間の基本的な知識・考え方を理解する。
3. インタラクションとコミュニケーション
・ヒューマンインタフェースの要であるインタラクションとコミュニケーションについて、とくに身体性及び場の観点から基本的な知識・考え方を理解する。
4. インタフェースのデザイン・評価
・ユーザビリティの概念、デザインの指針・技法、モデル等による評価技法など、インタフェースのデザイン・評価の基本的な知識・考え方を理解する。
5. 身体的コミュニケーション技術 (1)
・人は、単に言葉だけでなく、うなずきや身振りなど身体的リズムを共有して互いに引き込むことで円滑にコミュニケーションしている。この身体性の共有が一体感を生み、人とのつながりを実感させている。母子間インタラクションから成人間インタラクション、集団インタラクションの引き込みを合成的に解析して、うなずきや身振りなどの身体的リズムの引き込みをロボットやCGキャラクタのメディアに導入することで、対話者相互の身体性が共有でき、一体感が実感できる身体的コミュニケーション技術が開発されている。本技術は、人とかかわるロボット・玩具、携帯電話・インターネット等の音声インタフェース、教育支援ソフトへの導入など、教育・福祉・エンタテインメントをはじめ、人とかかわる広範囲な応用が容易に可能であり、その応用事例も紹介し、議論する。
6. 身体的コミュニケーション技術 (2)
・身体的コミュニケーション技術を紹介し、議論する。
7. 身体的コミュニケーション技術 (3)
・身体的コミュニケーション技術を紹介し、議論する。
8. 身体的コミュニケーション技術 (4)
・身体的コミュニケーション技術を紹介し、議論する。
9. 先進的インタフェース
・バーチャルリアリティ技術、超臨場感コミュニケーション技術など、高度メディア社会での生活情報技術を紹介する。
10. 先進的インタフェースの調査発表 (1)
・高度メディア社会、超高齢社会における身体的コミュニケーション技術の応用、あるいはコミュニケーションシステム・インタフェースを調査し、今後5年間この研究開発に携わるとしたらの観点から夢のあるシステム・インタフェース開発を一人一人が提案・プレゼンテーションし、議論する。
11. 先進的インタフェースの調査発表 (2)
・先進的インタフェースを提案・プレゼンテーションし、議論する。12. 先進的インタフェースの調査発表 (3)
・先進的インタフェースを提案・プレゼンテーションし、議論する。13. 先進的インタフェースの調査発表 (4)
・先進的インタフェースを提案・プレゼンテーションし、議論する。14. 先進的インタフェースの調査発表 (5)
・先進的インタフェースを提案・プレゼンテーションし、議論する。15. まとめ
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
授業の理解度を深めるために質疑応答を積極的に取り入れ、学習態度を評価する。調査発表・レポート70%、学習態度30%。
教科書
[Textbook]
教科書:使用しない
参考書:「ヒューマンインタフェース」(西田正吾著、電子情報通信学会編)コロナ社,「ヒューマンインタフェース」(田村博編)オーム社,「機械工学便覧基礎編α7 情報・ソフトウェア」(日本機械学会編)丸善
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
発表課題を絶えず意識して授業に臨み、提案・プレゼンテーションの準備をすること。
キーワード:身体性,脳,インタフェース,場
開講年度
[Year of the course]
28