授業科目名(和文)
[Course]
おかやまボランティア論<地域ボランティア論>
授業科目名(英文)
[Course]
Introduction to Regional Voluntarism
学部(研究科)
[Faculty]
共通教育/全学教育
学科(専攻)
[Department]
社会連携
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○山本 浩史  自室番号(6502)、電子メール(yamahiro**fhw.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
前後期 1単位
対象学生
[Eligible students]
全学1年生以上
授業概略と目標
[Course description and Objects]
 1995年、阪神淡路大震災が発生した際、多くの人々が自らの意志でボランティア活動に参加をした。このことからこの年はボランティア元年と呼ばれた。一方で、1998年、特定非営利活動法が制定されNPO活動も盛んとなり、ボランティア活動は、これまでの狭義の福祉活動から広義の福祉活動へと広がりをみせた。今やボランティア活動は市民活動として現代の社会に定着しつつある。
 このような背景を踏まえ、本講義は、これから社会人となる大学生が市民としてのボランティア活動とは何かを考える、そのきっかけづくりの場となることを目指す。特に本講義と連動する、副専攻岡山創生学群「おかやまボランティア演習」につなぐため、主にその体験場所となる市民活動実践者及びNPO活動者を招聘し、それぞれの活動の意義や目的について理解を深める。
到達目標
[Learning Goal]
1・ボランティア・NPO活動、社会貢献の意義について理解を深める。
2・主体性、創造性、社会性について理解を深める。
履修上の注意
[Notes]
 本講義では、ゲストスピーカーとしてお招きし、まずは活動をお話しいただきます。その後、担当教員(山本)と対談方式で講義を展開します。ゲストスピーカーの方に失礼のないよう、授業態度には気をつけてください。なお、ゲストスピーカーのご都合によりスケジュールを変更する場合があります。また学生のみなさんにもゲストスピーカーの問いかけに対し、発言していただきますので、積極的に講義に参加してください。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1回・講義概要の説明(オリエンテーション)及びボランティア論
 講義の概要説明を行い、「ボランティア」とは何か、その理論等を説明する。
2回・総社市における市民活動活動
 総社市社会福祉協議会のボランティア担当職員より、総社市内の住民活動や
   ボランティア活動の状況について説明を受けるなかで、大学がある地域について理解を深める。
3回・"居場所活動"倉敷市における取り組み
 主にNPO法人KUKKAが倉敷市教育委員会より委託を受け行っている居場所支援活動について話をうかがい、
  ”居場所”をつくる意味について考える。
4回・"子どもからお年寄りまでの支援"笠岡市”での取り組み
 認定NPO法人子ども劇場笠岡センターの活動について話をうかがい、市民間活動の意義について理解を深める。
5回・音楽とNPO活動
 NPO法人音楽の砦の活動から、音楽でどのような社会貢献ができるのか、その実践について話をうかがう。
6回・未来のエネルギーとNPO活動
 認定NPO法人おかやま未来のエネルギーを考える会の活動と実践について話をうかがい、これからの環境問題
 について理解を深める。
7回・アートとNPO活動
 NPO法人ハートアートリンクおかやまの活動と実践、主に笠岡諸島、高梁市内での取り組みについて話をうかがい、
人と人、まちと人とアートのコラボレーションについて理解を深める。
8回・まとめ
 これまでの各講義を振り返り、まとめを行う。併せて、最終レポートについて説明する。
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
受講感想及び授業態度 50%,最終レポート 50%により総合的に評価を行う
教科書
[Textbook]
原則、各講義ごとに印刷教材を配布する(ただし、ゲストスピーカーの意向により、配布しない回もある)。
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
参考文献・岡本栄一監修『ボランティアのすすめ』ミネルバ書房など
「ボランティア」「NPO」「社会貢献・地域貢献」「自主性・主体性」「創造性」「公共性・社会性」
開講年度
[Year of the course]
28
資格等に関する事項 本講義は共通教育「山創生学群」の全学必修科目であり、副専攻「地域創生推進士」の指定科目である。