授業科目名(和文)
[Course]
心理学入門
授業科目名(英文)
[Course]
Introduction to Psychology
学部(研究科)
[Faculty]
共通教育/全学教育
学科(専攻)
[Department]
健康科学 <人間と文化の理解>
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○迫 明仁  自室番号(2112)、電子メール(sako**ss.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
前期 2単位
対象学生
[Eligible students]
情報工学部・デザイン学部(各学科指定学年)
授業概略と目標
[Course description and Objects]
日常生活の中で生起する人間の諸行動(精神的活動や振る舞いなど)の仕組みを心理学の立場から考察する。人間の行動を科学的に理解するための枠組みを形成することを目標とするが,あわせて学生生活や社会的活動などの基盤としても役立ててほしい。
到達目標
[Learning Goal]
1.心理学と関連科学との関係を理解する。
2.心理学各領域の基本的知見を理解する。
3.心理学の学問的課題や研究手法等を理解する。
履修上の注意
[Notes]
本講義では「入門」として,心理学が扱うテーマを広く紹介する。そのため個々の領域の内容について深くは述べることはできない。これを補うために、受講者主体の「予習」に重点を置く「反転授業」方式を採用する。毎時、予習課題(レポート)の出題を行うので,提出や締め切り等には十分留意してほしい。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. 授業ガイダンス
    授業の内容(スケジュール)と学習方法(反転授業)の方法について解説する
2. 心理学の研究パラダイム
    心理学の研究方法や分野、研究倫理等を紹介する
3. 感覚・知覚
    特殊感覚系の特性について概説する
4. 感覚・知覚
    体性感覚系と統合機能について解説する
5. 意識・注意
    意識と無意識、フロイト学派の考え方などを紹介する
6. 意識・注意
    覚醒水準と注意のメカニズムについて解説する    
7. 学習・記憶
    学習のしくみを行動主義や認知理論から解説する
8. 学習・記憶
    短期記憶および長期記憶の認知情報処理モデルを紹介する
9. 中間のまとめと課題
    前半のまとめと達成度評価課題について解説する
10. 認知・言語
    認知と思考(洞察や問題解決など)の仕組みを紹介する
11. 認知・言語
    心理言語学的知見や理論を概説する
12. 感情・動機
    感情の仕組み、表情理解、動機づけの仕組み等を解説する
13. 個性・人格
    個性・人格の様相、評価方法等について述べる
14. 発達・進化
    生涯発達過程と心理学的課題について述べる
15. 期末のまとめ
    後半のまとめと達成度評価課題について解説する
16. 定期試験
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
授業科目の目標についての達成度を測るため,学習態度,予習課題,定期試験により,総合的に評する。評点の配分は,授業への取り組み(学習態度と予習課題)50%,定期試験50%とする。
教科書
[Textbook]
教科書:「心理学概論」,京都大学心理学連合(編),ナカニシヤ出版
参考書:適宜,関連書籍等を紹介する
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
予習・復習のほか,関連の専門書や事典,学術誌,学会サイト,図書館データベースの情報なども積極的に活用してほしい。
キーワード:「反転授業」,「人とは何か」,心理学研究の方法,心理学の可能性(応用,発展,学際的展開)
開講年度
[Year of the course]
28
備考 中間課題(レポート)は,日本語または英語の何れでも良い。