授業科目名(和文) [Course] |
統計学の基礎B <統計の世界> |
授業科目名(英文) [Course] |
Basic Statistics B <Statistical World> |
学部(研究科) [Faculty] |
共通教育/全学教育 |
学科(専攻) [Department] |
自然科学 <学部教育への準備> |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○小松 弘明 自室番号(2101)、電子メール(komatsu**cse.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
前期 2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
看護学科1年次生、栄養学科1年次生、デザイン工学科2年次生、造形デザイン学科2年次生 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
情報化社会といわれる昨今、コンピュータを含めた統計解析の知識は、誰でも欠くことのできないものとなってきている。統計学とはどのような学問なのか。また、それが人間生活や社会生活にどのように応用されているのかを具体的な例を引きながら解説し、統計的な見方・考え方を身につける。 |
到達目標 [Learning Goal] |
1 統計的な見方・考え方を身につける 2 推定の考え方・手法の理解及びその応用 3 検定の考え方・手法の理解及びその応用 |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1 統計学とは何か 統計学の目的と、統計に関する基礎的な概念について述べる。 2 記述的解析 データのまとめ方、データの特性値、データのグラフによる表示について述べる。 3 確率 この回以降は、一部の調査結果から全体を推測する統計的推論について解説する。まずは準備として確率について復習する。 4 分布 (1) 統計的推論の理論的基礎である確率変数とその確率分布について解説する。 5 分布 (2) よく用いられる確率分布について解説する。 6 母平均の区間推定 母集団の特性値を推定する考え方を述べ、中心極限定理から母集団の平均値が推定できることを解説する。 7 母集団の割合の推定 母集団の割合を推定する方法を述べる。さらに、目的の精度を出すために必要な標本数の考え方について述べる。 8 平均に関する検定 二つの集団の間に差があるかどうかを統計的に判定することが検定である。平均値に関する検定について解説し、検定の考え方を述べる。 9 二つの平均値の差の検定 岡山県の平均と香川県の平均の差についての検定方法および右手と左手の差に関する検定方法を述べる。 10 割合に関する検定 割合についての検定方法を解説する。 11 推定・検定における問題 推定と検定の使い分け、両側検定と片側検定の使い分け、検定の過誤の問題、統計的推論の前提条件について解説する。 12 分割表による検定 分割表に関する検定方法について述べる。 13 相関と回帰 身長と体重のように2種類のデータを比較する手法を解説する。2種類のデータが直線的な関係を示すときに、それに適合する直線の方程式の推定と検定について述べる。 14 相関係数 2種類のデータの関係がどれだけ直線に近いかを表す相関係数について、その推定と検定の方法を述べる。 15 まとめ |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
第16回目に実施する定期試験および随時実施する小テスト・レポートにより総合的に評価する。評点の配分は、定期試験60%、小テスト・レポート40%である。 |
教科書 [Textbook] |
教科書:「基本統計学」、福富和夫・永井正規・中村好一・柳川洋 著、南山堂 参考書:「統計入門」、荷見守助・三澤進 著、内田老鶴圃 |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
授業中に出す具体的な問題を自ら計算することによって理解を深めること。 キーワード: 記述統計、推定、検定、相関 |
開講年度 [Year of the course] |
28 |