授業科目名(和文) [Course] |
プロセス設計 |
授業科目名(英文) [Course] |
Process Design |
学部(研究科) [Faculty] |
情報系工学研究科 |
学科(専攻) [Department] |
システム工学専攻前期 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○中川 二彦 自室番号(2603)、電子メール(nakagawa**cse.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
後期2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
1・2年次 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
工業的な生産プロセスに限らず、航空機やロケットなどを含む輸送機器や生活に身近な自動車、家電製品などの装置は、工学知識に基づき設計・製作・運用されている。この講義では、自然科学の原理・原則に基づき、生産プロセスや装置を設計するための基本的な考え方を講述するとともに、実際のプロセスや装置の基本設計を、熱工学を事例にして、演習形式で行う。 |
到達目標 [Learning Goal] |
ものづくりにおいて最も重要な、生産プロセスや装置を設計するための基本的な考え方とその手法を理解する。 |
履修上の注意 [Notes] |
履修の要件として、学部の専門課程で伝熱工学,流体力学および熱力学などの基礎知識を学んでいることが望ましい。 |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1. プロセス設計の考え方:ものづくりにはつくるものや生産するためのプロセスが必要になる.プロセスを設計するための基礎理論の構成について概説する. 2.プロセス設計の基礎(1):物質収支の重要性とその計算方法について概説する. 3.プロセス設計の基礎(2):エネルギー収支の重要性とその計算方法について概説する. 4.プロセス設計の基礎(3):プロセス設計における伝熱の計算方法について,具体的な設計事例に基づき演習する. 5.プロセス設計の基礎(4):プロセスの運転管理の考え方について概説する. 6.プロセス設計の基礎(5):エネルギーを有効利用するプロセスの考え方について概説する. 7.プロセス設計の基礎(6):環境保全,装置材料について概説する. 8.プロセス設計の基礎(7):工学理論を用いたプロセスシミュレーター(モデル)の役割について概説する. 9.プロセス設計の基礎(8):プロセスや装置をスケールアップするためには,適切な実験装置を設計し,検証する必要がある.実験条件を含む実験装置(模型)を設計するための理論とスケールアップの考え方を講述する. 10~14.研究課題の発表:模型理論とスケールアップの基礎となる無次元数について,調査研究の演習を行い,その成果を発表する. 15. 総括 |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
受講態度(40%)や研究課題に対する発表レポート(60%)に基づき総合的に評価します。 |
教科書 [Textbook] |
プリントを配布または別途指定します。 (参考書) JSMEテキストシリーズ 熱力学 日本機械学会編 理工学海外名著シリーズ37、38巻 伝熱工学(上)(下) 工業数学研究会出版 |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
生産プロセスや装置は自然科学の原理・原則に基づき設計・製作・運転・改良が行われている。平素からこれらに関心を持ち、実験装置や実証実験装置を上手く設計し、動かすためにはどのようにすれば良いかなどを意識し、学んだことを実践していく学習活動が重要です。 |
開講年度 [Year of the course] |
28 |