授業科目名(和文)
[Course]
流体工学
授業科目名(英文)
[Course]
Fluids Engineering
学部(研究科)
[Faculty]
情報工学部
学科(専攻)
[Department]
情報システム工学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○野津 滋  自室番号(2110)、電子メール(nozu**ss.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
2単位
対象学生
[Eligible students]
3年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
流体とは、空気のような気体、および、水や油のような液体の総称である。流体の性質や流体運動に関する知識を修得することは、工業生産活動への応用のみならず、コンピュ-タの冷却や大気循環のように流体が関与するさまざまな問題の理解と解決に役立つ。この授業では、主として粘性流体の性質とその運動に関する知識と問題解決法を修得する。
到達目標
[Learning Goal]
1. 流体の性質を知るとともに,流体の静力学を解析する方法を身につける
2. 定常流動系の各種保存則を活用して現象を解析できる
3. 粘性流体の流れの基礎式を理解し、簡単な流れを解析できる
履修上の注意
[Notes]
数学および力学系の科目内容をよく理解しておくこと。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. 流体および流体工学の概要
2. 流体の静力学(1)
3. 流体の静力学(2)
4. 流れの一次元的な取扱い(連続の式,運動方程式)
5. 流れの一次元的な取扱い(ベルヌーイの定理,運動量保存則)
6. 管路内のながれ
7. 流れの相似則と次元解析
8. 粘性流体の基礎式(連続の式,運動方程式)
9. 粘性流体の基礎式(構成方程式とナビエ・ストークスの式)
10. ナビエ・ストークスの式の厳密解
11. 乱流
12. 境界層とその特性
13. 境界層の解析法
14. 物体まわりの流れと流体力
15. 授業のまとめ
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
授業の到達目標について、静水力学,流れの一次元的な取り扱い法,粘性流体の解析法に関する基礎能力を評価する。評点の配分は、筆記試験80%、演習・レポート20%である。
教科書
[Textbook]
教科書:
「流体の力学」須藤浩三、朝倉書店

参考書:
「流れの工学」 古川ほか、朝倉書店.「粘性流体の力学」 生井・井上、理工学社など、蔵書検索のキーワードが「水力学」,「流体力学」等で,図書の分類番号が主として501、534に属するもの(図書館2F東側の書架参照)
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
教科書・各章末の演習問題を自ら解くこと。流体の流れは身近にみられる現象であり、その運動を解析するための保存則(質量、運動量、エネルギー)を身に付けることが重要である。さらに、力学、材料力学等との関連をよく考えて学習を行うこと。
開講年度
[Year of the course]
27