授業科目名(和文)
[Course]
国際家族政策論
授業科目名(英文)
[Course]
International Family Policy
学部(研究科)
[Faculty]
保健福祉学部
学科(専攻)
[Department]
保健福祉学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○近藤 理恵  自室番号(6610)、電子メール(kondo**fhw.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
2単位
対象学生
[Eligible students]
保健福祉学科 3年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
本講義では、各国の福祉レジームと家族政策の類型について示した後、日本、韓国、フランスに焦点を当て、3か国の家族政策の全体像について講義する。その上で、①ひとり親家族、②子ども虐待、③フォスターケアと養子縁組、④パートナー間のドメスティック・バイオレンスに関わる政策とファミリー・ソーシャルワークについて講義し、最終的には今後の日本の家族政策のあり方について検討する。
到達目標
[Learning Goal]
1. 各国の福祉国家のレジームと家族政策の類型について理解する。
2.日本、韓国、フランスの家族政策の現状と課題について理解する。
3.日本、韓国、フランスのひとり親家族、子ども虐待、フォスターケア、養子縁組、パートナー間のドメスティック・バイオレンスに関わる政策とファミリー・ソーシャルワークについて理解する。
4.今後、日本に求められる家族政策とファミリー・ソーシャルワークについて理解する。
履修上の注意
[Notes]
ソーシャルワーカーを目指す人は、本講義を履修することが望ましい。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1.各国の福祉国家のレジームと家族政策の類型
2.日本、韓国、フランスの家族政策
3.日本のひとり親家族に関わる政策とファミリー・ソーシャルワーク
4.韓国のひとり親家族に関わる政策とファミリー・ソーシャルワーク
5.フランスのひとり親家族に関わる政策とファミリー・ソーシャルワーク
6.日本の子ども虐待に関わる政策とファミリー・ソーシャルワーク
7.韓国の子ども虐待に関わる政策とファミリー・ソーシャルワーク
8.フランスの子ども虐待に関わる政策とファミリー・ソーシャルワーク
9.日本のフォスターケア・養子縁組に関わる政策とファミリー・ソーシャルワーク
10.韓国のフォスターケア・養子縁組に関わる政策とファミリー・ソーシャルワーク
11.フランスのフォスターケア・養子縁組に関わる政策とファミリー・ソーシャルワーク
12.日本のドメスティック・バイオレンスに関わる政策とファミリー・ソーシャルワーク
13.韓国のドメスティック・バイオレンスに関わる政策とファミリー・ソーシャルワーク
14.フランスのドメスティック・バイオレンスに関わる政策とファミリー・ソーシャルワーク
15.日本に求められる家族政策とファミリー・ソーシャルワーク
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
レポート(50%)と授業への参加度(50%)によって評価する。レポートは、正確な定義の記述や論理的で明確な主張が記述できているかを、また、授業への参加度は、授業内での議論をまとめる上での貢献度を基準として評価する。
教科書
[Textbook]
教科書:使用しない。
参考文献:「日本、韓国、フランスにおけるひとり親家族の不安定さのリスクと幸せ―リスク回避の新しい社会システム―」近藤理恵、学文社、2013年  
「グローバル時代における結婚移住女性とその家族の国際比較研究」中嶋和夫監修、ユン・ジョンス、近藤理恵編、学術出版会、2013年 
「多様な家族時代における新しい福祉モデルの国際比較研究」中嶋和夫監修、ユン・ジョンス、近藤理恵編、学文社、2010年
 
   
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
授業中に紹介した文献を読み、幅広い知識をもつこと。
開講年度
[Year of the course]
27