授業科目名(和文)
[Course]
世界の地理と遺産 <世界遺産論>
授業科目名(英文)
[Course]
World Geography and Heritage <World Heritage Studies>
学部(研究科)
[Faculty]
共通教育/全学教育
学科(専攻)
[Department]
人文・社会科学 <人間と文化の理解>
単位数
[Point(Credit)]
2単位
授業概略と目標
[Course description and Objects]
グローバル化や情報化の進展とともに、人々や国々の結びつきは強まっている。人をはじめ資金・情報の流通は活発化する一方、現代世界はますます複雑化し、国家間・地域間の問題も生じている。本講義では、国際人口移動やグローバル経済、資源・環境問題などの地理的・空間的諸事象について学ぶ。1972年にユネスコ総会で採択された世界遺産条約に基づき世界遺産リストに登録された遺跡や自然などは、地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から引き継がれた貴重な宝物である。さまざまな国や地域に住む人びとが誇る文化財や自然環境などがある。中には人類の残酷な歴史を刻むもの、また戦争や自然災害、環境汚染などの危機にさらされているものも含まれている。それらは国際協力を通じた保護のもと、国境を越え今日に生きる世界の総ての人びとが共有し、次の世代に受け継いでいくべきものであることを踏まえて、現代世界の認識・理解に必要な基本的知識を習得する。
到達目標
[Learning Goal]
1.現代世界に関する基本的な知識や考え方を学ぶ
2.現代世界における個人の生き方や国家の役割・貢献について学ぶ
3. 世界遺産の歴史とリスト登録までのプロセスを学ぶ
4. 文化遺産、自然遺産、複合遺産、危機遺産の基準および登録事例を学ぶ
5. 日本の世界遺産と日本政府の暫定リスト記載物件を学ぶ
履修上の注意
[Notes]
配布した資料は、ファイルをして必ず持参する
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. 世界の国々と自然環境
2. 世界の人口と人口問題 
3. 世界の文化・民族・宗教
4.世界の都市と都市問題
5.世界の都市と都市問題
6.世界の環境問題
7.世界の中の日本
8.世界遺産条約が締結されるまで
9.世界遺産リスト登録までの流れ
10.文化遺産の登録基準基準と課題
11.文化遺産の登録事例
12.文化遺産の登録事例(負の遺産など)
13.自然遺産の登録基準と課題
14. 複合遺産と危機遺産の登録基準と課題、および抹消遺産
15. 日本の世界遺産、課題と事例
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
レポート試験(50%)、課題レポート(40%)、授業への参加および出席状況(10%)により総合的に評価する
教科書
[Textbook]
参考書 適宜指示する。
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
TVやビデオなどで、登録事例の鑑賞に努めることが望ましい
開講年度
[Year of the course]
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