授業科目名(和文)
[Course]
デザイン文化特論
授業科目名(英文)
[Course]
Advanced lecture of Design and Culture
学部(研究科)
[Faculty]
デザイン学研究科
学科(専攻)
[Department]
造形デザイン学専攻
単位数
[Point(Credit)]
2単位
対象学生
[Eligible students]
デザイン学専攻1、2年次
授業概略と目標
[Course description and Objects]
デザインはひと(身体)・もの(アートワーク)・こと(文化)の三者をつなぐ計画である。これらは各時代における地域間の文化的影響関係によってデザインされる。この点をジャポニスム現象への批評を嚆矢に、過去に作品や論という形で表象されたデザイン像に対する議論を紹介する。また現代のデザインを考える上で、今日主流となりつつある身体文化論の議論などにより、三者をつなぐものの見方を共有する。
到達目標
[Learning Goal]
ジャポニスム現象にみられる表象感染と消費の問題から、現代の身体および文化を表象するアートワークのあるべきデザインの構築に向けて、判断力を涵養し、文化的感度を育成する。
履修上の注意
[Notes]
授業で参照された文献や映像、資料などはできるだけ自分自身で確認し、自分なりの見解でそれらを分析する「まなざし」と「体力」を養うこと。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1.デザインと社会① ジャポニスムと表象感染
2.デザインと社会② デザインと消費社会
3.デザインともの① 民芸と工芸   
4.デザインともの② ユニバーサルデザイン
5.デザインとひと① アウトサイダーアート 
6.デザインとひと② 医療とデザイン     
7.デザインとひと③ 美容外科とデザイン 
8.デザインとこと① ハイデガーのデザイン論
9.デザインとこと② フーコーのデザイン論
10.デザインとこと③ メルロ=ポンティのデザイン論
11.デザインとパフォーマンス、伝統芸能
12.デザインと文化人類学
13.フィールドワーク①
14.フィールドワーク②
15.まとめ
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
出席50% 講義中の小レポート並びに最終レポート50%
教科書
[Textbook]
レジュメないしパワーポイントを使用する。参考文献などについては講義において紹介する。
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
身体についての思考は自身の身体を指標にして等身大で成立していることを忘れないこと。
開講年度
[Year of the course]
27
備考 美術館や博物館その他の展示施設にフィールドワークに出かける場合、日程等に留意すること。