授業科目名(和文)
[Course]
心理臨床学特論
授業科目名(英文)
[Course]
Clinical Psychology
学部(研究科)
[Faculty]
保健福祉学研究科
学科(専攻)
[Department]
保健福祉学専攻
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○樂木 章子  自室番号(6603)、電子メール(arakugi**fhw.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
2単位
対象学生
[Eligible students]
大学院保健福祉学研究科
授業概略と目標
[Course description and Objects]
「心とは何か」、「自己とは何か」について、社会構成主義の立場から、これまでの伝統的な心理学の知見の相対化を試みる。具体的には、ナラティヴ・セラピーの基本的な考え方や技法、ナラティヴ・コミュニティーの事例を学ぶ。そこでは、「心」や「自己」の問題は、その個人の内に閉じられたものではなく、他者との関係性の産物として提起される。
到達目標
[Learning Goal]
1.心理臨床についての理解を深める.
2.ナラティヴ・セラピーについての基本的な考え方や技法を理解し、その応用事例を学ぶ.
3.社会構成主義に立脚するグループ・ダイナミックスについて学ぶ.
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. オリエンテーション
2. 物語としてのケア第1章:言語・物語・ケア
3. 物語としてのケア第2章:物語としての自己
4. 物語としてのケア第3章:物語としての病い
5. 物語としてのケア第4章:外在化とオルタナティブ・ストーリー
6. 物語としてのケア第5章:「無知」のアプローチ
7. 物語としてのケア第6章:リフレクティング・チーム
8. 物語としてのケア第7章:三つの方法
9. 物語としてのケア第8章:新しい専門性
10.物語としてのケア第9章:ナラティヴ・コミュニティ
11.物語としてのケア第10章:物語としてのケア
12.グループ・ダイナミックスの理論①
13.グループ・ダイナミックスの理論②
14.グループ・ダイナミックスの理論③
15.総括
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
プレゼンの内容で評価する(100%).
教科書
[Textbook]
教科書:「物語としてのケア」、野口裕二、医学書院.
参考書:「つながれない社会:グループ・ダイナミックスの3つの眼」、日比野愛子他著、ナカニシヤ出版.
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
心理学に関する基礎的な知識を復習しておくこと.
開講年度
[Year of the course]
27