授業科目名(和文)
[Course]
映像表現論
授業科目名(英文)
[Course]
Image Expression Theory
学部(研究科)
[Faculty]
デザイン学部
学科(専攻)
[Department]
造形デザイン学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○北山 由紀雄  自室番号(3506)、電子メール(ktym**dgn.oka-pu.ac.jp)
山下 万吉  自室番号(3608)、電子メール(mankichi**dgn.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
2単位
対象学生
[Eligible students]
造形デザイン学科ITコンテンツデザインコース2年次生(平成24年度以前入学生)
授業概略と目標
[Course description and Objects]
映像表現論では、視覚デザインの中に位置する写真や映像の意義と使命を、象徴性、物語性という観点で理解する事を目的とする。
写真媒体の発生から発展に至る歴史を、近在する美術史との関係で学び、その本質的機能と表現意図との必然的融合により写真作品が成立している事を理解する。
また、国内外の作家による写真・映像作品を通し、その表現の変遷、作り手によるイメージの操作について学ぶ。
到達目標
[Learning Goal]
1.写真機能の再発見と、その機能に基づいたメディアとしての独自性を理解する。
2.写真表現の変遷についてその概略を理解する。
3.映像表現における象徴性について理解する。
4.映像表現における物語性の意義について理解する。
5.写真や映像を鑑賞・視聴する際の視点について考えを深める。
履修上の注意
[Notes]
授業内容についての復習を欠かさないこと。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. 決定的瞬間の捉え方〈カルティエ・ブレッソン〉 [北山]
2. ファイン・プリントが成し遂げたもの〈スティーグリッツ、エドワード・ウエストン、アンセル・アダムス〉 [北山]
3. 写真表現の新しい展開-マン・レイの意見と業績- [北山]
4. ウジェーヌ・アジェにみる写真表現の本質-記録することの意義- [北山]
5. ドキュメンタリー・フォトの考察〈バークホワイト、キャパ、スミス〉 [北山]
6. 「決定的瞬間」以降の挑戦-ロバート・フランクの「アメリカ人」- [北山]
7.ファッション写真の世界〈アービング・ペン、ギイ・ブルダン、サラ・ムーン、パオロ・ロベルシ、ニック・ナイト〉 [北山]
8. 映像の何を見ているのか1.–映画『スタンド・バイ・ミー』を通して-
9. 映像の何を見ているのか2.–映画『ダーティー・ハリー』を通して-
10. 映像の何を見ているのか3.–まとめ-
11. 映像と音の関係 -映像に対する音楽の効果-
12. 物語の構成と構図
13. フィクションとノンフィクション1.-映画『工場の出口』と『監督失格』-
14. フィクションとノンフィクション2.-映画『工場の出口』と『監督失格』-
15. 映像表現における象徴性と物語り性について [北山,山下]
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
授業内容をまとめたレポート40%、期末レポート50%、及び学習態度10%で評価を行う。尚、出席率が2/3に満たない場合は評価を行わない。
評価については希望者に対し個別説明を行う。
教科書
[Textbook]
教科書:使用しない(必要に応じプリントを配付する)
参考書:使用しない
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
授業の内容について必ず見直し、不明な点があれば早い時点で尋ねること。
開講年度
[Year of the course]
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