授業科目名(和文)
[Course]
印刷基礎演習
授業科目名(英文)
[Course]
Introduction to Printing
学部(研究科)
[Faculty]
デザイン学部
学科(専攻)
[Department]
造形デザイン学科
単位数
[Point(Credit)]
2単位
対象学生
[Eligible students]
造形デザイン学科1年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
印刷物の収集や表現的特徴の分析を通して、今日の印刷というものの理解を深める。その上で、凸版・凹版及び平版の製版・印刷技法を学び、ビジュアルデザインやクラフトデザインへの応用をふまえた小課題に取組む。
到達目標
[Learning Goal]
1.種々の印刷様式の特徴ついて理解ができること。
2.種々の印刷様式における製版作業及び印刷ないし転写作業の基本が体得できること。
3.印刷を通じて,素材を生かしたモノあるいは空間表現の可能性についての創造的理解ができること。
履修上の注意
[Notes]
1.短い周期で種々の版式や工程に触れるため,特別な事由がない限り連続での欠席を差し控えること。
2.課題ごとに,必要な材料を購入することになるため注意のこと。
3.知的理解だけでなく,身体を使っての理解が特に要求される点に注意のこと。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. オリエンテーション;印刷とは?
2. 様々な印刷の方法とその表現的特徴(印刷工程の理解)①印刷する(版とインク)観点から
3. 様々な印刷の方法とその表現的特徴(印刷工程の理解)②印刷される(紙とメディア)観点から
4. 印刷物の収集と分析①着目すべき点に関する考察
5. 印刷物の収集と分析②問題点の発見と解決すべき方向性の考察
6. 手彫りゴム版による凸版制作①(印刷のテクスチャの理解)
7. 手彫りゴム版による凸版制作②(紙とインクの特性の理解)
8. 収拾した印刷物によるコラージュ制作①コンセプトの決定
9. 収拾した印刷物によるコラージュ制作②手法と表現内容の関連付け
10. 感光性樹脂版による作品制作①(原稿作成)
11. 感光性樹脂版による作品制作②(製版)
12. 感光性樹脂版を用いた凹版印刷
13. 感光性樹脂版を用いた凸版印刷
14. 感光性樹脂版を用いた凸凹版両面印刷
15. 作品マウント,作品講評とまとめ
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
・学習態度 10%
・課題作品 70%
・課題展開プロセスで求められる提示物 20%
以上を総合評価する。なお課題作品未提出の場合,単位はこれを認めない。出席率が2/3以上でない場合,課題作品は評価の対象とならない。
教科書
[Textbook]
教科書:プリント配布
参考書:必要に応じ指示する。
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
何れの作品制作においても,関連する既存の制作物・製品についての調査研究が,センスを磨くことと同様に重要です。日頃より興味・関心をもって,狭い視野の制作とならないよう見聞を広めること。
開講年度
[Year of the course]
27