授業科目名(和文)
[Course]
特別講義Ⅱ
授業科目名(英文)
[Course]
Special Topics in Design Ⅱ
学部(研究科)
[Faculty]
デザイン学部
学科(専攻)
[Department]
造形デザイン学科
オムニバス
[omnibus]
川野 佐江子
単位数
[Point(Credit)]
2単位
対象学生
[Eligible students]
デザイン学部3年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
本講義は、前半でなぜ衣服を着るかという基本的な問いからはじめて近代消費社会のなかでいかにしてモード現象が発生したかを論じます。後半では代表的なデザイナーの足跡をたどることで20世紀のモードがいかなる問題軸を中心に展開されてきたか、そしてこれからのモードがどのような方向へ向かうのか、を検討します。
到達目標
[Learning Goal]
1.モード現象を通して近代消費社会がどのようなものかを理解する。
2.モード現象を通して身体とは何かについて理解する。
3.衣服を含む現代デザインの具体相についての基礎的知識を獲得する。
履修上の注意
[Notes]
授業内での発言や意思表示を授業への積極度として評価するので、授業にコミットして臨んでください。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. モード現象とは何か
2. モードを研究することの意味
3~4. モードを理解するために何を知らなければならないか
5~6. 近代とは何か、消費とは何か
7~8. ひとはなぜ衣服を着るのか
9~11. 20世紀デザインの冒険者たち
12~14. 身体の美とは何か
15. ブランドビジネスの諸相
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
レポート60%、授業への積極度40%で評価します。
授業への参加度は,授業内での発言や議論をまとめる上での貢献度を基準として評価します。
教科書
[Textbook]
教科書:使用しない
参考書:「象徴交換と死」(ジャン・ボードリヤール著(今村仁,塚原史翻訳)、ちくま学芸文庫)
     「衣服は肉体になにを与えたか」(北山晴一著、朝日新聞社、朝日選書 629) 他
     インターネット、映像教材等ビジュアル資料も使用
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
ファッション・モード関連の書籍、映像、インターネット、美術館・博物館等における展示、催しなどを見ておくと授業の理解が容易となります。
開講年度
[Year of the course]
27