授業科目名(和文)
[Course]
デザイナーのための心理学〈視覚心理学〉
授業科目名(英文)
[Course]
Psychology of Designers〈Visual Perception 〉
学部(研究科)
[Faculty]
デザイン学部
学科(専攻)
[Department]
デザイン工学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○栗川 直子  自室番号()、電子メール(kurinext**gmail.com)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
2単位
対象学生
[Eligible students]
デザイン学部2年次生(H25・26年度入学生) デザイン学部3年次生(H24年度以前入学生)
授業概略と目標
[Course description and Objects]
デザインを見ること,そこから何かを感じたり,考えたりすること,これらはすべて人間の心の働きです。授業の前半は視覚にかかわる心理学や,感じることや何かを創り出すことにかかわる心理学の基礎を学びます。後半は心理学の立場から見た広告やWebデザイン,芸術の研究例を紹介し,デザインの分野における心理学の応用可能性について,受講生の皆さんと一緒に考えたいと思います。
到達目標
[Learning Goal]
1. 視覚にかかわる心理学(知覚・認知心理学)の基礎を習得する
2. デザインと心理学のつながりを理解する
3. 既存のデザイン・作品について心理学的視点からの考察ができるようになる
履修上の注意
[Notes]
最初は「これが心理学?」と思う人がいるかもしれませんが,根気強く話を聞いて理解に努めてください。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. 心理学とは:心理学とデザインのつながり
2. 知覚(1):視覚のしくみ
3. 知覚(2):図と地,錯視,群化
4. 知覚(3):色と明るさ
5. 知覚(4):動き,奥行き
6. 認知(1):スキーマ,メンタルモデル
7. 認知(2):注意,失敗
8. 認知(3):記憶のしくみ
9. 認知(4):脳と美
10. 動機づけ,感情
11. 広告と消費者心理
12. イメージを測定する
13. “よさ”とは何か
14. 芸術と心理学
15. まとめ
16. 試験
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
最終試験(50%),授業中の課題(30%),授業への参加度(20%)によって総合的に評価します。
教科書
[Textbook]
教科書:使用しない
参考書:「知覚と感性の心理学」三浦佳世 岩波書店 2007年,「心を動かすデザインの秘密:認知心理学から見る新しいデザイン学」 荷方邦夫 実務教育出版 2013年,その他参考書は授業中に適宜紹介します。
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
この授業で扱う心理学の専門用語はたいていの教科書に載っています。授業中に分からない言葉が出てきたときは,まず自分で調べてみてください。
開講年度
[Year of the course]
27
備考 この授業は27年度前期集中講義として開講されます。授業日程に注意してください。