授業科目名(和文)
[Course]
助産診断・技術学実習
授業科目名(英文)
[Course]
Midwifery Diagnosis and Technique Practice
学部(研究科)
[Faculty]
保健福祉学部
学科(専攻)
[Department]
看護学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○岡﨑 愉加  自室番号(6306)、電子メール(yukai**fhw.oka-pu.ac.jp)
原田 さゆり  自室番号(6509)、電子メール(sharada**fhw.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
7単位
対象学生
[Eligible students]
看護学科 4年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
ライフサイクルおよびマタニティサイクル各期にある女性、胎児期・新生児期の子どもやその家族に対し、リプロダクティブヘルス/ライツに関する課題を中心に、基礎的な助産ケアを提供できる能力を養うことをねらいとしている。看護学実習で習得した知識や技術ならびに養われた看護者としての態度と、助産学で履修した全ての科目から学んだ助産診断をはじめとする様々な知識と助産技術ならびに助産師としての態度を実践の場で統合する実習であり、妊婦・産婦・褥婦・新生児などに対して助産技術を実践しながら、助産師として必要な基本的知識と技術と態度を段階的に習得していく。
到達目標
[Learning Goal]
1.妊娠末期・分娩期・産褥期・新生児期の経過診断ができ、妊産褥婦と新生児の健康に必要な援助ができる。
2.正常分娩10例程度の介助から、分娩介助の基本的動作を習得できる。
3.根拠に基づいた判断・予測のもと、分娩各期の助産計画を立案し実施できる。
4.産婦や家族が満足できる出産体験に必要なケアについて考察を深めることができる。
5.妊娠期から産褥期まで対象の特徴に応じた助産活動を継続することの重要性を理解できる。
6.家族間の心理的絆を育み、産婦や家族が満足できる支援について考察を深めることができる。
7.思春期女性のリプロダクティブヘルス/ライツに関する課題への保健活動ができる。
8.助産師の責務と役割について考察を深めることができる。
履修上の注意
[Notes]
助産師課程履修者が履修すること。
原則として、全学教育科目の必要単位を満たし、看護学科における学部教育必須科目(4年後期必須科目は除く)、ならびに助産師課程必須科目の単位認定がなされている者が履修できる。
1人あたり10例程度の分娩介助に到達できない場合は、実習期間を延長する。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
分娩介助実習(病院)を中心に、継続受け持ち実習(助産所)や思春期保健指導実習(学校)などを行う。
分娩介助実習の前には、実習施設別の分娩介助演習や助産課程の演習を、教員・臨地実習指導員と共に行う。
詳細は実習実施要綱を参照。
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
評価は実習記録のみでなく実習全体を通しての意欲・関心・態度を含め総合的に判断する。配分は、分娩介助実習における助産過程の展開と実践70%、継続受け持ち実習と思春期保健指導実習30%とする。
教科書
[Textbook]
教科書:助産学Ⅰ・Ⅱ、母性看護学Ⅰ・Ⅱ、その他関連科目で使用した教科書
参考書:「病気が見えるvol.10産科」医療情報科学研究所編、メディックメディア、「助産ケア臨床ノート分娩期の母児」太田操編著、医歯薬出版株式会社、「助産師国試対策スキルアップブック」阿世木久幸監、海馬書房、その他適宜紹介する。
資料:助産学Ⅱで作成した助産過程の資料等

自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
実習開始前に、助産技術の自己学習(演習)を助産実習室(6315)で繰り返し行なうことが重要である。
実習で経験した事例を基に学習を発展させ深めていくこと。
学生間で情報交換を密にし、他者の事例から学習を広げること。
開講年度
[Year of the course]
25
備考 受け持ちの妊娠経過や分娩経過に合わせた実習であるため、実習時間が不規則になる場合がある。