授業科目名(和文)
[Course]
セラミックデザイン実習Ⅰ
授業科目名(英文)
[Course]
Ceramic Design Practice Ⅰ
学部(研究科)
[Faculty]
デザイン学部
学科(専攻)
[Department]
造形デザイン学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○金重 有邦  自室番号()
岸本 員臣  自室番号()
森 一朗  自室番号()
単位数
[Point(Credit)]
3単位
対象学生
[Eligible students]
造形デザイン学科セラミックデザインコース2年次生(平成24年度以前入学生)
授業概略と目標
[Course description and Objects]
 セラミックデザインコース初回の必修科目として、土による造形を体感する科目である。実技と理論を両輪として表現とは何かを問いながら授業を行う。本学が立地する岡山の芸術文化、歴史、産業をキーワードに岡山県立大学の特性を活かして展開する。
 現職美術館館長から近現代の陶芸とアートについて教示を受けながら、東京芸大彫刻科出身の陶芸作家が実習全体を包括的に指導する。実習の後半で、現代陶芸を牽引する作家のロクロ実技を学習し、作家アトリエや美術館を訪ねて陶芸の魅力を再認識する。土造り、土練り、造形から焼成までの基本的作業はもとより、現代の新しい動向に反応出来る人材の育成に直結する授業である。   
 
 
到達目標
[Learning Goal]
1. 現代陶芸の現状を学び、セラミックの可能性を理解する
2. 土の表現としての陶芸の基本を習得する
3. 現代作家の活動の息吹を受け、作品制作の意義を発見する
履修上の注意
[Notes]
1. 作業に適した服装で授業にのぞみ、アトリエ使用に関する諸ルールに従うこと
2. 窯使用の際、授業時間外になる場合もあるので注意すること
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. 美術品の役割(岸本3限) 、金重有邦の現代備前(金重4限) 、森一朗の陶芸観(森5限)、粘土の基本(森6限)
2. 百貨店の美術(岸本3限) 、金重有邦の現代備前(金重4限) 、土造りと土練り(森5-6限)
3. 作家の実像(岸本3限) 、テラコッタ造形:ヒトを創る(森4-6限)
4. 20世紀前半の美術(岸本3限) 、テラコッタ造形:削る(森4-6限)
5. 美術の歴史と現在の美術(岸本3限) 、テラコッタ造形:彩色(森4-6限)
6. 本焼成による土の造形:テーマと粘土の選択からエスキース制作(森3-6限)
7. エスキースの発表と意見交換、エスキースからマケット制作、スケールの構想(森3-6限)
8. マケット制作、スケールの構想(森3-6限)
9. 本制作(森3-6限)
10. 本制作:複数展開(森3-6限)
11. 本制作の完成、乾燥の開始(森3-6限)
12. 金重有邦工房研修と美術館見学(金重3-6限)
13. 金重有邦の現代備前とろくろ(金重3-4限) 、本制作の素焼き窯詰め(森5-6限)
14. 金重有邦の現代備前とろくろ(金重3-4限) 、素焼き本制作の削りと施釉(森5-6限)
15. 焼成(金重3-4限、森5-6限)
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
期末試験期間に講評会を行う。筆記試験と提出作品、出席で評価する。
岸本 3時限(試験)、金重 4時限(プレゼンテーシンと講評、採点)、森 5,6時限(プレゼンテーシンと講評、採点)
岸本(15%)、金重(30%)、森(55%)を合計して評価する。
教科書
[Textbook]
教科書:使用しない。
参考書:必要に応じて示していく。
開講年度
[Year of the course]
25
備考 学外の公募展出品も視野に入れて制作も可能である。