授業科目名(和文)
[Course]
デッサン〈描写Ⅰ(デッサン)〉
授業科目名(英文)
[Course]
Sketching〈Drawing Ⅰ〉
学部(研究科)
[Faculty]
デザイン学部
学科(専攻)
[Department]
造形デザイン学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○久保田 厚子  自室番号(3206)、電子メール(kubota**dgn.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
2単位
対象学生
[Eligible students]
造形デザイン学科1年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
 デッサンはデザインの基礎技術として必要であるばかりで無く、広く美術系の分野にとっても重要な表現技術である。デッサンは下絵やスケッチのように見られがちだが、一つの独立した造形表現としてのタブロー(絵画)である。創造性は写実的なデッサンを学んでも少しも損なわれない。
 単純な道具を使い、モノトーン(単色)で描かれたデッサンは形の見方、形のとらえ方、形の表現の仕方として最も的確な優れた描法である。ギリシャ又はルネッサンス彫刻石膏像をモティーフとして、鉛筆デッサン一点を制作する。
到達目標
[Learning Goal]
1.デッサンに集中できる。
2.石膏像をあるがままに見ることが出来る。
3.先入観や既成概念なくデッサンできる。
履修上の注意
[Notes]
 1クラスは3617デッサン室、2クラスは3619デッサン室にて同時に実施する。
 オリエンテーションから約1ヶ月間は3414講義室(予定)にて1クラス、2クラス合同で出席確認と説明を行う。
 初日は各自の描写位置を決定するので欠席しないこと。初回に用具は不要である。
 自前の木炭紙大のカルトンがあれば持参されたい。デスケールD、デッサン用鉛筆、練りゴムは大学売店で購入できる。デッサン用紙は配布する。スポークとカルトンは教室用の利用も可能である。鉛筆を新規で購入する時はFAFER CASTELLの4B〜8B、ステッドラー以外で9Bと10Bが良い。ステッドラーはデッサンには向かない。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. オリエンテーション。描写位置の確定。
2. モティーフとイーゼルと椅子の位置関係。 デッサン実技。
3. 構図の原則。デスケールの使いかた。   デッサン実技。
4. かたちの取り方。眼の機能と錯視について。デッサン実技。
5. 三次元立体について。          デッサン実技。
6. 彫刻モティーフの解説。         デッサン実技。
7. 陰影と形態の関係について。       デッサン実技。
8. 鉛筆9H〜9Bの200グラデーションについて。デッサン実技。
9. 正しい計測について。          デッサン実技。
10. 彫刻の動勢について。         デッサン実技。
11. 彫刻の側面と正面。顔の正面の範囲。  デッサン実技。
12. 美術解剖学から見た人体について。   デッサン実技。
13. 造形作家の立体の見方について。    デッサン実技。
14. 立体視について。           デッサン実技。
15. デッサン実技。講評会。
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
提出デッサンを100点満点で採点した上で、欠席1回につき1点マイナス(遅刻・早退3回で欠席1回とする)、全出席は2点プラスとして調整を行う。
教科書
[Textbook]
教科書:「デッサン論考ーあるがままにものを見るー 」久保田厚子、岡山県立大学紀要、2011年
「デッサン論考Ⅱー創造力の扉を開けるー 」久保田厚子、岡山県立大学紀要、2012年
参考書:なし
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
授業時間外に実習室で自主学習が可能である。授業では夜間の自主学習に備えて人工照明で行う。
開講年度
[Year of the course]
25