授業科目名(和文)
[Course]
タイポグラフィ
授業科目名(英文)
[Course]
Typography
学部(研究科)
[Faculty]
デザイン学部
学科(専攻)
[Department]
デザイン工学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○小野 英志  自室番号(3411)、電子メール(ono**dgn.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
1単位
対象学生
[Eligible students]
デザイン工学科2年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
タイポグラフィとは,もともと活字による印刷術のことであるが,現在では広く,静止画像・動画像を含めて,文字情報処理一般の方法論を指し,レタリングやエディトリアル・デザイン(編集デザイン)に隣接あるいは包含するデザイン領域ないし方法論と捉えられ,コミュニケーション・デザインの幅広い領域の基礎となっている。
 デザイン工学科2年次生対象のタイポグラフィでは,文字の形状に親しみ,バランスやスペーシングの感覚を養い,和文ならびに欧文タイポグラフィの専門用語(コンピュータ用語も含む)の理解と習得を目指す。
到達目標
[Learning Goal]
1. 書体名を含むタイポグラフィの専門用語に通暁する。
2. タイプフェイス(活字書体)独特の形態に対する感覚,バランスやスペーシングの感覚を養い,それによって作品の評価・批判ができるようになる。
3. 書体の違い,配置の違いがもたらす雰囲気の差に敏感になる。
履修上の注意
[Notes]
特になし。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. オリエンテーション
2.〜4. 課題1, 2(明朝体,ゴシック体の基本形態の把握のための課題)
5.〜7. 課題3(明朝体の基本形態の把握とバランス感覚の訓練のための課題)
8.〜10. 課題4, 5(ローマン体,サンセリフ体の基本形態の把握のための課題)
11.〜14. 課題6(ローマン体の基本形態の把握とバランス感覚の訓練のための課題)
15. まとめ
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
作品および出席を含む学習態度により総合的に評価する。(配分の目安:作品85%,学習態度15%)
なお作品評価には,学生による相互評価も勘案する。
教科書
[Textbook]
教科書:なし(必要に応じプリントを配付する)
参考書:ロビン・ウィリアムズ,『ノンデザイナーズ・デザインブック』,第3版,毎日コミュニケーションズ,2008
 ロビン・ウィリアムズ,『ノンデザイナーズ・タイプブック』,毎日コミュニケーションズ,2004
 小林章,『欧文書体:その背景と使い方』,美術出版社,2005
 小林章,『欧文書体2:定番書体と演出法』,美術出版社,2008
 小林章,『フォントのふしぎ:ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?』,美術出版社,2011
 高岡昌生,『欧文組版:組版の基礎とマナー』,美術出版社,2010
 株式会社モリサワ ほか編,『文字組版入門』,日本エディタースクール出版部,2005
 その他講義中に適宜紹介する。
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
身の回りの,あらゆる文字(サイン,ロゴタイプ等々)や編集制作物(書籍,雑誌,新聞,ホームページ等々)に対して批判的意識を向けること。
 授業で使用するアプリケーション・ソフトに関するチュートリアル・ブックや資格試験参考書の類いについては,特にここには掲げないので,各自書店等で実見・確認してもらいたい。
開講年度
[Year of the course]
25
備考 造形デザイン学科の同名の「タイポグラフィ」とは別科目になるので注意の事。
(授業補助)上田 篤嗣 自室番号:3618,電子メール:ueda**dgn.oka-pu.ac.jp