授業科目名(和文)
[Course]
情報ネットワーク
授業科目名(英文)
[Course]
Information Networks
学部(研究科)
[Faculty]
情報工学部
学科(専攻)
[Department]
情報システム工学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○若林 秀昭  自室番号(2508)、電子メール(waka**c.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
2単位
対象学生
[Eligible students]
3年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
コンピュータネットワークの実現に必要な構成要素と技術をハードウェア,ソフトウェアの両面から述べる.ルータやスイッチ等のネットワーク機器の仕組み,ブラウザやメール等のアプリケーションのやり取りは,階層化された構造になっているため,各階層において使われているネットワーク技術について解説する.
到達目標
[Learning Goal]
1.様々な伝送技術が共存している理由について考察する.
2.ネットワークで使われている技術が階層構造になっていることを理解する.
3.ネットワークの各階層の技術が持つ特徴を定性的に考察する.
4.現在のネットワーク技術の主流であるイーサネットとTCP/IPを理解する.
5.ネットワークの基礎的な構築方法を習得し,合理的な構成が存在することを考察する.
履修上の注意
[Notes]
スケジュールに従って講義を行う予定であるが,必ずしも該当する回に対応していない.
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. 内容概説及び,ネットワークの進展
2. 回線交換と蓄積交換,周波数分割多重と時分割多重(同期・非同期型)
3. デジタル伝送技術(並列・直列伝送,全二重・半二重伝送,ベースバンド・ブロードバンド伝送)
4. デジタル伝送技術(同期・非同期方式,より対線・同軸・光ファイバケーブル)
5. ネットワークアーキテクチャ(ネットワークトポロジー,プロトコルの階層化,コネクション指向・レス形通信)
6. ネットワークアーキテクチャ(OSI参照モデル,TCP/IPでの階層化構造)
7. ローカルエリアネットワーク(媒体アクセス制御方式,CSMA/CD)
8. ローカルエリアネットワーク(トークンリング,無線LAN)
9. イーサネット(初期のイーサネット,高速なイーサネット)
10. イーサネット(VLAN,スイッチ転送方式,スパニングツリープロトコル,ケーブルカテゴリー)
11. IPネットワーク(IPデータグラム,カプセル化,IPアドレス)
12. IPネットワーク(サブネットアドレッシング,ルーティングプロトコル)
13. TCP(3方向ハンドシェイク,コネクション終了,フロー制御)とUDP
14. アプリケーションプロトコル(DNS,DHCP,SIPなど)
15. 仮想私設ネットワーク
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
平常点(レポートを含む)と試験成績により,総合的に評価する.
教科書
[Textbook]
教科書:「ネットワーク工学」,村上泰司 著,森北出版
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
身のまわりにあるネットワーク機器について,どのようなネットワーク技術が用いられているか,自主的に調べてみること.教科書の記載が不十分な箇所は講義中に説明するので,講義の復習をすること.
開講年度
[Year of the course]
25