授業科目名(和文)
[Course]
人間学入門
授業科目名(英文)
[Course]
Introduction to Anthropology
学部(研究科)
[Faculty]
全学教育
学科(専攻)
[Department]
人間と文化の理解
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○瀧本 雅志  自室番号(3408)、電子メール(takimoto**dgn.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
授業概略と目標
[Course description and Objects]
「人間」という形象が、歴史の中でいつどのように問題となってきたかを振り返る。また、「人間」を扱う学問の極北として、文化人類学や精神分析を中心に概観してゆく。一方、「人間」の枠組みを超えたり解体したりする実践として、いくつかの思想・アート・ロックの試みも参照する。現在、「人間」はどのような方向へ向かっているかについても、考察を共にしたい。
到達目標
[Learning Goal]
1. 「人間」を問題にする学問の歴史を把握する。
2. 「人間」観に深い影響を与えた生物学やドラッグを学ぶ。
3. 文化人類学と精神分析の基礎を理解する。
4. 「人間」の枠組みを揺るがす思想や芸術や音楽に触れる。
5. これからの「人間」の行方について考える。
6. 授業内容を的確に要約し把握する能力を高める。
履修上の注意
[Notes]
明るく楽しく元気に受講して下さい。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. 「人間学」とはいかなる学問か?(問題の創造について)
2. 「人間」とは何か?①(近代的「人間」観の輪郭を探る)
3. 〃      ②(カントと人間)   
4. 〃      ③(カントの問題点とポスト「人間」)   
5. 「学」の変遷と断層について①(フーコーとルネサンスのエピステーメー)
6.          〃        ②(フーコーと古典主義時代のエピステーメー)
7.         〃        ③(フーコーと近代のエピステーメー)
8. 大学という制度とこれからの「学」①
9.           〃          ②
10. 文化人類学(社会人類学)の前史①(社会学や民俗学との差異)
11.      〃         ②(ダーウィンと進化論人類学)
12. 機能主義人類学と、人類学への心理学の適用 
13. 構造主義人類学
14. 無意識と精神分析革命①
15.      〃 ②
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
期末試験あるいはレポートによる。
出席率および学習態度の評価を上限10%程度とする。
教科書
[Textbook]
教科書:使用しない。
参考図書・資料:授業で適宜紹介する。
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
学習を深めるための質問や相談は、担当教員に遠慮なく行って下さい。
「人間」が破壊されていると思われるサブ・カルチャーの例や、人間の可能性を拡張しようとした60年代後半のドラッグ・カルチャーにも注目してみましょう。
開講年度
[Year of the course]
25
備考 特にありません。
資格等に関する事項 特にありません。