授業科目名(和文)
[Course]
倫理学の基礎
授業科目名(英文)
[Course]
Fundamentals of Ethics
学部(研究科)
[Faculty]
全学教育
学科(専攻)
[Department]
人間と文化の理解
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○竹島 尚仁  自室番号()、電子メール(take01_98**yahoo.co.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
2単位
授業概略と目標
[Course description and Objects]
倫理学とは、どのような行為が善い(悪い)のか、なぜその行為が善い(悪い)のかを問う学問です(Ⅰ)。倫理学の基礎を見るために、まず倫理が関わらざるをえない対象とそれをめぐる問題を考察します(Ⅱ)。ついで、倫理的に振る舞うべきであるという信念そのものを揺るがしかねない、さまざまな疑念をとりあげ、それに対する反論を考えます(Ⅲ)。最後に、倫理的な行為をどのように正当化することができるのか、また倫理そのものの基礎にあるものは何であるのかを考えます(Ⅳ)。このようにして、倫理的な諸問題を反省し吟味しながら、倫理的思考を身につけることを目指します。
到達目標
[Learning Goal]
1. 私たちが社会のなかでどのような規範にしたがっているのかを再確認し、その規範がなぜ正しいのかを考える姿勢を身につける。
2. 社会のなかで起こるさまざまな事象を倫理的な視点から考察し分析できるようにする。
3. 倫理学の基礎概念を理解する。
履修上の注意
[Notes]
倫理とは何なのかがよく分からないという学生から、倫理的な問題に悩んでいるという学生まで、倫理に少しでも関心のある学生を歓迎します。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
Ⅰ  1. 倫理とは1(イントロダクション)
   2. 倫理とは2(イントロダクション)
Ⅱ  3. 生命
4. 死
5. 人生の意味
6. 快楽
7. 自由
8. 権利
Ⅲ  9. 相対主義
10. 利己主義
11. 進化論
12. 決定論
Ⅳ  13. 定言命法
14. 最大多数の最大幸福
15. 倫理とは(再び)
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
授業科目の到達目標がどれだけ達成されているかを、コメントペーパー、期末試験により総合的に評価します。評点の配分は、期末試験80%、コメントペーパー20%とします。
教科書
[Textbook]
教科書: 教科書は使用しません。適宜資料を配布します。
参考書: サイモン・ブラックバーン『ビーイング・グッド:倫理学入門』 晃洋書房
       適宜その他の参考書を紹介します。

自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
ニュースなどについても、たんに善い悪いではなく、どういう点がなぜ善いのか悪いのかを考える習慣をつけましょう。また授業で紹介する参考書も自主的に読むようにしましょう。
開講年度
[Year of the course]
25
備考 授業に真面目にかつ積極的に参加することを求めます。