授業科目名(和文)
[Course]
障害科学論Ⅱ
授業科目名(英文)
[Course]
Disability Science Ⅱ
学部(研究科)
[Faculty]
保健福祉学部
学科(専攻)
[Department]
保健福祉学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○中村 光  自室番号(6508)、電子メール(hikaru**fhw.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
対象学生
[Eligible students]
保健福祉学科 1年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
障害は、障害者個人に起こる生物学的問題であると同時に、社会が規定する社会学的問題でもある(障害の医学モデルと社会モデル)。障害を深く理解し、障害者を適切に支援するためには、健常の人体構造と機能を知り、障害を引き起こす疾患と障害の病態・症状について知り、そして障害者の心理および障害者をとりまく環境・社会について知る必要がある。
 本講義では、聴覚・言語障害、知的・発達障害、精神障害について、それらの概要を解説する。
到達目標
[Learning Goal]
1.障害を捉える枠組みについて理解する。
2.聴覚言語、知的発達、精神の正常機能の概要について理解する。
3.それらの疾病と障害の概要について理解する。
4.それらの評価と支援の概要について理解する。
履修上の注意
[Notes]
積極的な授業参加を望む。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1.イントロダクション:障害とは(ICFを中心に)(障害の基礎理解)
2.人の聴覚機能
3.聴覚機能における疾病と障害(障害と障害の医学的側面の基礎)
4.聴覚障害の評価と支援(家族支援、多職種連携アプローチを含む)
5.人の言語機能
6.言語機能における疾病と障害(障害と障害の医学的側面の基礎)
7.言語障害の評価と支援(家族支援、多職種連携アプローチを含む)
8.人の知的発達
9.知的発達における疾病と障害 (障害と障害の医学的側面の基礎)
10.知的・発達障害の評価と支援(家族支援、多職種連携アプローチを含む)
11.人の精神機能(高次脳機能を含む)
12.精神機能における疾病と障害 (障害と障害の医学的側面の基礎)
13.精神障害の評価と支援(家族支援、多職種連携アプローチを含む)
14.討論:体験としての障害
15.まとめ 
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
授業科目の到達目標に対する到達度合いを期末試験によって評価する(第16回目に実施する)。学習態度が不良な場合は減点対象となる。出席率は学習態度に反映する。
教科書
[Textbook]
教科書:
・谷口敏代編:最新介護福祉全書11・障害の理解.メヂカルフレンド,2008
・他にA4プリントを適宜配布する。
参考書:
・ICF国際生活機能分類(障害者福祉研究会, 中央法規)
・DSM-Ⅳ-TR精神疾患の診断・統計マニュアル(高橋三郎ら訳,医学書院)
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
・教科書を熟読すること。また、上記以外の参考文献は授業中に随時紹介するので、積極的に参照するとよい。
・日頃から新聞記事などに目を通し、障害に対する問題意識をもつよう心がけるとよい。
・本講義で扱う障害は「外から見えない」障害であるので、想像力を働かせて理解するように努めるとよい。
開講年度
[Year of the course]
25