授業科目名(和文)
[Course]
臨床栄養学実習Ⅱ
授業科目名(英文)
[Course]
Clinical Nutrition Practice Ⅱ
学部(研究科)
[Faculty]
保健福祉学部
学科(専攻)
[Department]
栄養学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○冨岡 加代子  自室番号(6205)、電子メール(tomioka**fhw.oka-pu.ac.jp)
川上 貴代  自室番号(6107)、電子メール(kawakami**fhw.oka-pu.ac.jp)
雀部 沙絵  自室番号(6115)、電子メール(saoyama**fhw.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
2単位
対象学生
[Eligible students]
栄養学科 3年次生(平成22年度以前入学生)
授業概略と目標
[Course description and Objects]
1.病院等の医療提供施設で、栄養評価に基づく栄養ケア計画の立案・実施・評価の一連の流れを体験的に学び、傷病者の病態や栄養状態の特徴に基づいた適正な栄養管理能力を養う。
2.連続した2週間の実習を通じて、1単位は臨床栄養臨地実習、1単位は給食の運営実習とする。
到達目標
[Learning Goal]
1.病院管理栄養士に必要とされる知識、技能、態度および考え方を身につける。
2.実践活動の場での課題発見、解決を通じて、専門的知識及び技術を修得する。
3.給食の運営や関連資源を総合的に判断し、食事の計画や調理を含めた治療食の提供に関する技術を修得する。
履修上の注意
[Notes]
実習期間は10月の2週間の予定である。事前学習を十分行い、実習先の指導管理栄養士と研究課題の設定など予め相談し、準備をしておくこと。全出席を原則とし、実習中は指導管理栄養士の指示に従い、担当教員と連絡をとること。医療人としての倫理に反するときには実習を停止することがある。栄養教室等の指導については指導案、教材媒体など念入りな準備をすること。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
各病院における実習計画に従うが、臨床栄養学関連の研究課題をもって臨み、病院側の実習計画と並行して課題について学習しまとめる。以下は実習の一例である。臨地の実情に併せて課題を設定し、時間を調整する。
1.2. 病院の概要と施設見学、栄養管理部署の概要、病院管理栄養士業務など
3~5. 入院患者の栄養管理計画について
6~9. 栄養アセスメントについて
身体計測、食物栄養摂取状況、生化学検査値などについて
    嚥下・摂食機能評価その他機能評価、栄養状態の判定、栄養ケアプランの立案    
10.    栄養管理計画書・栄養指導記録や栄養カルテの実際について
11.12. チーム医療(NST褥瘡回診など)
13~18. 症例検討(糖尿病、腎臓病、脳血管障害、褥瘡、栄養障害等) 
      病棟、ベットサイド訪問、カンファレンスへの参加、
19~21. 栄養ケアプランに基づいた、個人栄養カウンセリング、集団栄養指導の実際
22.23. 多職種との協働、クリニカルパスについて、外来指導について、地域連携について
24.25. 栄養補給方法の実際について
26.27. 食事オーダー・栄養管理システムについて
28.29. 疾患別一連献立の作成手順と作成実習 
30.31. 食数処理、食材管理について
32~35. 一般食・治療食調理・配膳について
36~40. 個人対応栄養管理の実際
41~43. 衛生管理 嗜好調査
44~46. 医療リスクマネジメントについて
47~50. 課題検討、討論、報告会・反省会 
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
実習先病院からの評価、実習記録レポート、課題レポートなど総合判断する。
教科書
[Textbook]
教科書:それぞれの実習内容に則した教科書、参考書を使用する。
    「臨地実習ノート」 岡山県立大学保健福祉学部栄養学科 作成予定 
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
オリエンテーション、グループミーティング等で指示をする。関連教科の復習をする。
研究課題の検討を行なう。
開講年度
[Year of the course]
25
備考 体調管理を十分行い、社会人・医療人としてのマナーの遵守が必要である。
資格等に関する事項 内科学、臨床栄養学I、臨床栄養学実習Iを履修済みであること。総合演習Iを履修のこと。