授業科目名(和文)
[Course]
食品加工学
授業科目名(英文)
[Course]
Food Processing Technology
学部(研究科)
[Faculty]
保健福祉学部
学科(専攻)
[Department]
栄養学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○中島 伸佳  自室番号(6210)、電子メール(nkmt-nakajima**fhw.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
2単位
対象学生
[Eligible students]
栄養学科 3年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
近年、食品加工技術と貯蔵・流通技術の発達に伴い、また、「遺伝子組換え技術」などの先端科学技術の急速な進展も伴って、「食のバイオテクノロジー」にも大きな技術革新が生じている。本講義では、「オールドバイオテクノロジー」や「ニューバイオテクノロジー」のひとつでもある「微生物や酵素を用いた食品製造加工技術」などについて、特に詳しく理解を深めることができるように、「視聴覚教材」も用いて、それらの学際的専門知識について講義する。
到達目標
[Learning Goal]
1. 本講義では、食品加工における食品成分の化学的変化やそれらの相互作用、並びに、新規な加工食品やその加工技術を中心に「食品加工の基礎的知識」を習得させる。
2. また、世界的な人口増加に伴い、今後予想される食糧問題や食に関する将来の課題を、今後の「環境問題」と併せて理解させる。
履修上の注意
[Notes]
試験やレポートの内容や、講義中の受講態度(出席点)などの履修学生の「能動的な参加度や理解度」を重視する。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. 加工食品の種類と加工技術の概要。
2. 食品の保存(保蔵)と包装について。
3. 食品の包装と流通について。
4. 伝統食品と新しい加工食品について。
5. 食品成分の化学的変化について(特に、食品加工技術に関連して)。
6. 同上
7. 食品中の特殊成分や機能性物質と、それらの生理機能について(特に、食の機能に関連して)。
8. 特別用途食品や保健機能食品(特定保健用食品と栄養機能食品)などについて。
9. 食品加工における微生物の利用(応用微生物学、微生物利用学)について。
10.      同上
11. 酵素を用いた食品製造・加工技術について。
12. 「遺伝子組換え食品」や「食のバイオテクノロジー」について。
13. 食品加工における諸問題(特に、食品添加物、食品衛生、食糧経済、食の安全、規格表示等に関連して)、
14. 食に関する「将来の課題」について。
15. 今後の食糧問題を見据えた「資源循環型社会」の構築方法について。

成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
受講態度(出席点)、期末試験結果、並びに、レポート等の内容等を総合的に評価して認定する。
教科書
[Textbook]
教科書:
栄養科学シリーズNEXT:食品学: 食べ物と健康、辻・小西編、講談社(ISBN 978-4-06-155339-2)
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
本講義で取り扱う食品成分(化学物質)については、他の栄養学科の「専門科目」において取り上げられる同物質の構造と機能と、多角的かつ連携的に捉えることにより学習して下さい。
開講年度
[Year of the course]
25