授業科目名(和文)
[Course]
固体物性
授業科目名(英文)
[Course]
Properties of Solids
学部(研究科)
[Faculty]
情報工学部
学科(専攻)
[Department]
情報システム工学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○末岡 浩治  自室番号(2303)、電子メール(sueoka**c.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
2単位
対象学生
[Eligible students]
3年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
周期的に配列した原子やイオンとそれらを介在する電子から固体が構成されているというミクロな構造論に基づいて、固体のマクロな性質が、原子・イオンや電子の挙動、あるいはそれらの相互作用に依存して具現されることを示す。講義では、特に、電気的性質や熱的性質を取り上げるが、複雑な固体の性質を簡単化して再現するために組み立てられたモデルが、どこまで固体物性の本質を再現することができるのか、どこにその限界があるのか、などについても触れていく
到達目標
[Learning Goal]
1. 結晶の構造上の特性を把握する
2. 格子振動とそれによって導かれる熱的性質との関係を理解する
3. 自由電子論・バンド理論に基づいて固体中の電子構造を理解する
4. 金属、半導体、絶縁体の電気的特性を理解する
履修上の注意
[Notes]
「工業材料」を履修していることが望ましい。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. 結晶構造と周期性
2. k空間
3. 量子力学(1)
4. 量子力学(2)
5. 固体の結合(1)
6. 固体の結合(2)
7. 格子振動
8. 格子比熱
9. 熱伝導
10. 自由電子論
11. エネルギーバンド (1)
12. エネルギーバンド (2)
13. 半導体の物理 (1)
14. 半導体の物理 (2)
15. 半導体の接合と応用
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
授業ごとに行う小試験、第16回目に実施する期末試験、学習態度により総合的に評価する。評点の配分は期末試験80%、小試験10%、学習態度10%である。
なお、本学では、出席率が2/3以上を期末試験の受験資格と定めている。
教科書
[Textbook]
教科書:「固体物理学 ―工学のために―」(岡崎誠著)裳華房、プリント
参考書:「物性論 ―固体を中心とした―」(黒沢達美著)裳華房
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
講義終了時に次回の内容を指示するので、教科書の該当箇所を熟読しておくこと。教科書、ノート、講義内容を整理した配布プリントを併用した復習を行うことで、わからない箇所を次回の講義に持ち越さないようにすること。
開講年度
[Year of the course]
24
備考 基本的に、小試験の答案提出により出席とする。