授業科目名(和文)
[Course]
人口論
授業科目名(英文)
[Course]
Demography
学部(研究科)
[Faculty]
保健福祉学部
学科(専攻)
[Department]
保健福祉学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○佐々井 司  自室番号()、電子メール(sasai-t**ipss.go.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
2単位
対象学生
[Eligible students]
保健福祉学科1年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
日本および世界における人口の動向について概観しながら、人口統計および関連統計の読み方、問題点の捉え方、分析の仕方について講義をおこなう。具体的には、結婚、出産、死亡、移動といった身近なイベントが、誰によって、どれだけ、何故、どのように発生しているのか、あるいは現代家族の変化のメカニズムと変化の背景にある人口学的ならびに社会経済要因が何であるのかについて、最新の調査研究を引用しながら紹介する。実際の社会で生じている様々な人口現象を人口関連データによって捉える方法に力点をおいて講義をおこなう。総人口が減少基調に入った日本において、今後の医療・福祉・年金がどうあるべきか、自分自身がどのような位置づけにあり、今後どのようなことに気をつけて行動すべきかを各自が考えるための基礎となる知識を習得する。
到達目標
[Learning Goal]
人口諸問題の調査研究に必要な基本的な用語ならびに概念の把握、事象の意味を理解するための統計資料の活用ならびにデータ分析の方法を修得する。また、実際に研究論文やレポートを作成する際に必要な理論構成や仮説構築の方法についても理解を深める。
履修上の注意
[Notes]
・講義内容に関連する新聞や雑誌等の記事・論文、それらに掲載されているトピックおよび統計や図表の考察をとおして、自分なりに感想や疑問を整理し、議論したいテーマを考える。
・関連する書籍や論文を読み、理解を深める。人口統計は社会福祉士や介護福祉士の筆記試験でも出題されているので、要点を把握するよう心がけること。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. 人口学の基礎的概念(イントロダクション)
日本の人口変動とその背景の考察を通じて
2~4. 結婚と出生
   未婚化・非婚化と出生率低下のメカニズム
5~7. 死亡と生存
   長寿化と人口高齢化、死因の変化
8. 家族と世帯
   人口および社会経済環境の変化と世帯構造の変化
9~10. 教育と労働
   教育および労働事情と人口問題との関連
11. 少子高齢化と社会経済
   医療・福祉・年金への影響
12~13. 人口移動と地域人口
   人口諸現象の地域間格差
14~15. 世界の人口問題
   日本の位置づけと今後の課題
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
レポート及び出席状況により総合的に評価する。
教科書
[Textbook]
教科書:毎回ハンドアウトを配布する。
参考書:講義中に適宜紹介する。
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
政府機関のウェブサイトなどでも人口に関する資料、データは容易に入手できるので活用のこと。
国立社会保障・人口問題研究所(www.ipss.go.jp)
開講年度
[Year of the course]
24