授業科目名(和文)
[Course]
ヨーロッパ文学
授業科目名(英文)
[Course]
European Literature
学部(研究科)
[Faculty]
全学教育
学科(専攻)
[Department]
人間と文化の理解
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○長谷川 弘基  自室番号(3505)、電子メール(hasegawa**dgn.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
2
授業概略と目標
[Course description and Objects]
ヨーロッパ文学を代表する数点の作品を読み、ヨーロッパ文学・文化の特徴について学ぶと同時に、文学鑑賞の方法についても学ぶ。特に映画との比較において、文学(小説)の特徴を確認する。
到達目標
[Learning Goal]
代表的な文学作品を実際に読み、自ら「文学体験」を積む。その上で、文学の「味わい方」を身につけ、文学にいっそう親しめるようになる。特に作品の構造に注意して、「何が書かれているのか」に加え、「どのように書かれているのか」を読み取れるようになる。また、映像表現との比較の上で、言語芸術の特徴についても理解を深める。
履修上の注意
[Notes]
授業で扱う作品は、必ず事前に読んでおくこと。出席のための必須条件である。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. イントロダクション
2.『十二夜』1(近代文学の誕生=ルネサンス)
3.『十二夜』2(自己=内面の発見)
4.『十二夜』3(登場人物=性格について)
5.『罪と罰』1(小説の発展)
6.『罪と罰』2(無意識の発見)
7.『罪と罰』3(形式・構造の意義)
8. 前半のまとめ
9.『刑務所のリタ・ヘイワース』1(文学の拡大1)
10.『刑務所のリタ・ヘイワース』2(文学の拡大2)
11.『刑務所のリタ・ヘイワース』3(文学の拡大3)
12.『刑務所のリタ・ヘイワース』4(解釈・読解とは何か?)
13. まとめ〜文学的体験の特徴
14. まとめ〜新しいメディアと文学
15. まとめ〜外国語文学の受容
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
中間レポート50%、 期末レポート 50%
(当然ながら、授業への参加の仕方も評価対象とする。)
教科書
[Textbook]
『十二夜』 シェイクスピア、岩波文庫、新潮文庫など 
『罪と罰(上・中・下)』ドストエフスキー、岩波文庫(江川卓訳)
『刑務所のリタ・ヘイワース』スティーブン・キング、(『ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編 』収録(新潮文庫)
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
文学事典、百科事典などを利用し、作家に関する伝記的情報や歴史的背景・評価を確認すると授業への期待度も高まるはず。
開講年度
[Year of the course]
24
備考 教材に上げた作品中、『罪と罰』に関しては岩波文庫版がお奨めである(翻訳された日本語が良い)。
他の二冊に関しては、適宜入手されたし。教科書の一斉販売は用意しないので、各自あらかじめ準備しておくこと。