授業科目名(和文)
[Course]
食品安全学特論
授業科目名(英文)
[Course]
Food Safety
学部(研究科)
[Faculty]
保健福祉学研究科
学科(専攻)
[Department]
栄養学専攻
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○福崎 智司  自室番号()、電子メール(satoshi_fukuzaki**pref.okayama.lg.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
2単位
対象学生
[Eligible students]
1・2年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
 洗浄・殺菌工程は、食品の安全性を確保するための基幹的な単位操作の一つである。洗浄・殺菌操作の重要性は古くから認識されているものの、その条件設定や実効性に関する科学的根拠は必ずしも明確でない場合もある。特に、わが国では洗浄技術の学問的体系化が遅れており、基礎的な教育が十分に行われているとは言い難い。実際に直面する衛生管理上のトラブルの多くは、洗浄剤や殺菌剤の効力を過信し、過剰な効果を期待したために発生するケースや、個々のメカニズムに対する認識不足に起因している。
 本講義では、微生物制御技術、洗浄と殺菌の基礎、界面活性剤の働き、塩素系殺菌剤の特性と効果、抗菌材料の現状、バイオフィルムの形成と金属腐食等を解説し、食品の安全性確保に対する基礎的学力を養う。
到達目標
[Learning Goal]
1.微生物制御の意義を理解する
2.界面活性剤の役割を理解する
3.抗菌材料および加工方法の認識を深める
4.洗浄と殺菌の基本的考え方を習熟する
5.塩素系殺菌剤の有効な利用方法を習得する
6.バイオフィルムの形成と金属腐食
履修上の注意
[Notes]
学部において食品衛生の基礎が理解できていることが望ましい
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1.微生物による健康危害・品質危害と制御技術
2.次亜塩素酸を基盤とする洗浄・殺菌技術
3.洗浄、殺菌、抗菌技術の理論と実際
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
講義中の口頭試問等による内容の理解度および学習態度により、総合的に評価する。
評点の配分は、口頭試問(含む小テスト)70%、学習態度30%である。
教科書
[Textbook]
使用しない
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
講義中に配布する参考資料を熟読すること。
開講年度
[Year of the course]
24