授業科目名(和文)
[Course]
セラミックデザイン演習
授業科目名(英文)
[Course]
Ceramic Design Exercise
学部(研究科)
[Faculty]
デザイン学部
学科(専攻)
[Department]
造形デザイン学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○久保田 厚子  自室番号(3206)、電子メール(kubota**dgn.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
2単位
対象学生
[Eligible students]
造形デザイン学科セラミックデザインコース2年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
 電動ろくろに学術的な体系は無く練習方法も様々であった。目的が曖昧のまま電動ろくろに取り組むと、その難しさに挫折し修得できない。反対に一度身につけると短時間で自在に立体表現が可能である。本演習はろくろ成形技術と造形感覚の修練を基本とし、焼成までの陶磁器制作の一連の手法を学習する。窯芸化学(吉村泰範非常勤講師)の釉薬を用いてティーポットを焼成する。
到達目標
[Learning Goal]
1.茶注器の機能と造形を理解する。
2.ろくろ用陶土を調整できる。
3.ろくろ用具を作成できる。
4.デザインと寸法に合わせてろくろで成形できる。
5.成形したパーツを組み立てて仕上げができる。
6.釉薬を調合して正しく施釉できる。
7.窯詰めから窯出しまで窯炉焼成プロセスを実施できる。
履修上の注意
[Notes]
 多量の陶土を使って複数制作し、成形途中の作品の管理や陶土再生、釉薬調合と施釉、窯での長時間焼成等が必要である。
 
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1.<課題>ティーポット2個。
  オリエンテーション。ろくろ用道具の製作。
2. 陶土の土練り、ろくろ/センター合わせ、土のひき上げ押し下げ、
3. 陶土の土練り、ろくろ/土殺し、底決め、筒のひき上げと押し下げ
4. 陶土の土練り、ろくろ/筒のひき上げと押し下げ
5. ろくろ/筒のひき上げから張り延ばし
6. ろくろ/筒の引き上げから張り延ばし
7. ろくろ/筒の引き上げから張り延ばし
8. ろくろ/胴体成形と口づくり、蓋のろくろ、湿台の制作、カンナの制作
9. ろくろ/胴体成形と口づくり、蓋のろくろ、湿台の制作、カンナの制作
10.削りろくろ/胴体底と蓋削り
11.ろくろ/注ぎ口、ハンドル制作
12.ポット組み立て、乾燥
13.素焼きと施釉(絵付けを含む)
14.焼成/酸化焔焼成と還元焔焼成の二通り
15.自作のプレゼンテーション、作品提出、講評
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
 ティーポット2個を採点する。(1個につき50点、2個で100点満点)

教科書
[Textbook]
教科書:使用しない。
参考書:随時配布する。
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
 ろくろには練習が必要である。また授業時間以外に作品の乾燥状態に気を配る事も大切である。
開講年度
[Year of the course]
24
備考  履修学生は全員アトリエの大掃除に参加する事。完成作品はデザイン学部棟展示ホールにて展示する(例年4月)。