授業科目名(和文)
[Course]
映像表現論〈映像構成論〉  
授業科目名(英文)
[Course]
Image Expression Theory〈Image Composition Theory〉
学部(研究科)
[Faculty]
デザイン学部
学科(専攻)
[Department]
造形デザイン学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○北山 由紀雄  自室番号(3506)、電子メール(ktym**dgn.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
2単位
対象学生
[Eligible students]
造形デザイン学科ITコンテンツデザインコース2年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
映像表現論では、視覚デザインの中に位置する写真や映像の意義と使命を、象徴性、物語性という観点で理解する事を目的とする。
写真媒体の発生から発展に至る歴史を、近在する美術史との関係で学び、その本質的機能と表現意図との必然的融合により写真作品が成立している事を理解する。
また、国内外の作家による写真・映像作品を通し、その表現の変遷、作り手によるイメージの操作について学ぶ。
到達目標
[Learning Goal]
1.写真機能の再発見と、その機能に基づいたメディアとしての独自性を理解する。
2.写真表現の変遷についてその概略を理解する。
3.映像表現における象徴性について理解する。
4.映像表現における物語性の意義について理解する。
5.写真や映像を鑑賞・視聴する際の視点について考えを深める。
履修上の注意
[Notes]
授業内容についての復習を欠かさないこと。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1. 決定的瞬間〈カルティエ・ブレッソン〉
2. モダン・フォトグラフィの確立〈スティーグリッツ、エドワード・ウエストン、アンセル・アダムス〉
3. 写真表現の新しい展開〈マン・レイの意見と業績〉
4. ウジェーヌ・アジェにみる写真表現の本質
5. ドキュメンタリー・フォトの考察
6. バークホワイトとキャパとスミス
7. 「決定的瞬間」以降〈ロバート・フランク/コンテンポラリー・フォトグラファーズ〉
8. カラー表現の幕開け〈エルンスト・ハース〉
9. ファッション写真(アービング・ペン、ギイ・ブルダン、サラ・ムーン、パオロ・ロベルシ、ニック・ナイト)
10.表現の追求〈アンドレ・ケルテス、B.ブランド〉
11.表現方法の展開〈R.ギブソン、R.サマラス、コンストラクティド・フォト〉
12.写真による時間表現〈ウィン・バロック、奈良原一高〉
13.コミュニケーションとしての写真
14.デジタル時代に於ける新たな展開〈デジグラフィとフォトグラフィの関係〉
15.授業のまとめ
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
授業内容をまとめたレポート40%、期末レポート50%、及び学習態度10%で評価を行う。尚、出席率が2/3に満たない場合は評価を行わない。
評価については希望者に対し個別説明を行う。
教科書
[Textbook]
教科書:使用しない(必要に応じプリントを配付する)
参考書:使用しない
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
授業の内容について必ず見直し、不明な点があれば早い時点で尋ねること。
開講年度
[Year of the course]
24