授業科目名(和文)
[Course]
CG論
授業科目名(英文)
[Course]
Computer Graphics Theory
学部(研究科)
[Faculty]
デザイン学部
学科(専攻)
[Department]
造形デザイン学科
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○山下 万吉  自室番号(3608)、電子メール(mankichi**dgn.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
2単位
対象学生
[Eligible students]
造形デザイン学科ITコンテンツデザインコース3年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
軍事機器や計算機器として進歩したコンピュータは、私たちにとって身近な道具として普及し、アート表現や映像制作にも幅広く活用されるようになった。こうしたコンピュータの歴史的な発展と共に可能となった、多様な造形表現について、年代ごとに学習する。
またコンピュータのみならず、ネットワーク環境あるいはテクノロジーの著しい発展により台頭してきた最先端のメディア表現、メディアアートについても紹介する。
到達目標
[Learning Goal]
1. コンピュータ技術とメディア表現の変遷を理解した上で、コンピュータを主とした今後のメディア表現の手法について考察する。
2. コンピュータによるグラフィックス表現だけでなく、サウンド表現にも着目し、それらの融合について考察する。
履修上の注意
[Notes]
コンピュータグラフィックスやメディアアートの重要な項目を、講義と映像資料の鑑賞を織り交ぜながら学習していく。
CGの工学的な画像生成の理論解説などは取り扱わない。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
01. オリエンテーション
02. 現代芸術とテクノロジー1:コンピュータがアートに用いられるまでの背景
03. 現代芸術とテクノロジー2:アートとテクノロジーが融合したとき、メディアアート
04. CG史1:軍事用コンピュータからグラフィックス表現へ
05. CG史2:CG技術の実用化、スリットスキャン撮影
06. CG史3:ユタ大学のCG研究とフラクタル・レイトレーシング
07. CG史4:CGプロダクションの発展、コンピュータ映像の商業化
08. CG史5:イメージベース技術による表現の進歩、SFX
09. CG史6:動画の中のVFX、Web3Dの活用
10. コンピュータと音1:コンピュータ音楽前史からコンピュータ音楽へ
11. コンピュータと音2:映像と音楽の融合1
12. コンピュータと音3:映像と音楽の融合2
13. 近年のメディアアート1
14. 近年のメディアアート2
15. まとめ、レポート提出
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
評点の配分はレポートをはじめとする提出物70%、学習態度(出席状況含む)30%とする。
なお、出席率が2/3に満たない場合は評価を行わない。
教科書
[Textbook]
教科書:プリントを配布
参考書:白井雅人他編「メディアアートの教科書」フィルムアート社, 2008.
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
映画、テレビ、ゲーム、アートなど、日常で接するコンテンツや作品の中で、CGを用いた表現がどのように効果的に使われているかを意識して、観察すること。
開講年度
[Year of the course]
24