附属施設・附属機関

センター長挨拶

大学は高い教養と専門知識を有する有能な学生を育成し,国内外の社会の諸分野で活躍できる,課題発見や課題解決能力に優れた人材を社会に送り出すという使命を持っております.しかし,現在のグローバル化時代における社会では,大学で獲得した知識や技術を社会で早い機会に発揮すると共に,そこで必要とされる協調や創造への参加のために必要と考えられる基本的素養を大学在学中に備えておくことも強く求められるようになってきました.そのため、昨今の大学では、専門的な知識、技術に加えて,それを活かすための総合的な能力の獲得と,そのために行われる教育の質の保証が確かになされているかどうかが高等教育機関として問われて参ります.

総合的な能力の獲得につきましては,昨今,大学が地域における知(地)の拠点(Center of Community)として機能することが強く期待されております.そこに学生も共に参加して解決すべき課題について地域と協働する機会を持つことで,今までの教育手法では実現できなかった在学中に社会との接触体験を持ち,各種スキルや思考力を高める試みが教育の中に組み入れられようとしています.学外での学習経験を有意義なものにするためには,それ相応の準備を共通教育の中で実施することも大切になります.

近年,社会の大学教育に対する期待はますます強く多様性を帯びるようになってきております.また学生及びその関連のステークホルダーからは,大学に対して学問の修得のみならず,学生生活の充実や問題解決に係る支援,キャリアを着実に形成してゆくための支援等に対する期待が高まっており,その様な期待に応えるための機能を充実させるべく,多くの大学が日々対応に努めております.本学におきましても,この度開設された大学教育開発センターに,アドミッション部会,共通教育部会,学生支援部会,キャリア形成支援部会,教育評価部会,FD部会の六部門を設け,大学への入り口から出口まで今までの委員会方式では達成できなかった継続的対応ができるように組織を構成して参ります.

大学教育開発センターは,学生が気概を持って本学で学ぶことを支援し,その人間的成長を促すために必要と思われる要素を検討するための組織です.本学は三学部構成の中規模の大学であるため,必ずしも資源に恵まれているとは言い難い面があります.そのため,関係の教職員の皆様方の篤いご支援を切にお願い申し上げる次第です.

岡山県立大学大学教育開発センター長
田内 雅規